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戦後社会の終わり4、戦後の集団就職したおじさん、おばさんたちの底力がすごかった!

戦後のことで、私がものすごく鮮明に覚えており、また感動したことがあります。

戦後の経済成長の1番底力になったのは、

地方から集団就職をしてきて、都会で懸命に働き、

そして一代で中小企業や商店を立ち上げた、おじさんやおばさんたちです。

経済成長は、朝鮮動乱による特需から始まったとされていますが、

いやいや、その前にこの中小企業や商店のおじさんや、おばさんたちの、

ものすごい自立心に満ちた底力の経済努力があったからだと私は思っています。

何もかもが崩れ落ちて失い、もちろん国家も政府も崩れ落ちて、

何の頼りにもならなかったそこから、

自力で、

地面に這いつくばるように働いて、自らの工場や商店を立ち上げて行った人々の、

そのパワーがすごかったのです。

それこそ、戦後、日本の経済が立ち上がっていく大きな底力だったと思います。

その時の日本の人々は、ほんとに自力で自分の生活を立てていくしかなかった。

私、大衆の力って本当は凄いんだと思いますよ。

今は、社会全体が豊かになって、

社会全体が軟弱になっています。

なんだか大衆もものすごく依存的になって、福祉だとか、社会保障だとか、いろいろ言ってますけど。

いざとなったら国家も行政もあてにはなりません。

そんな中、

いわゆるインテリ知識人や頭でっかちの人たちが、軟弱に倒れて行くでしょう。

そして、もしかしたら、

大衆の人々がしぶとく生き残っていくのではないでしょうかね。

何があってもへこたれないで、自力でぶり返してやると言う、

そういう土着力を失わないで欲しいです。

そこからまたやり直して欲しいです。

人間、世の中、なんでもあり、くらいのたくましさが、

欲しいです。  

      ◯

今、私が書いている事は、

これから来るかもしれないある種の未来のことを想定して書いています。

その時こそ、本当に自力力、或いは自立力が試され、

それこそが生き延びていく力になる、と言うことをお伝えしたくて、

書いてます。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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