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戦後社会が終わる5若い人達に教える。

最近YouTubeを見てたら、東浩紀という人を知りました。

評論家であり、哲学とか、思想とかの専門家でもあるらしい。

彼の話を聞いて、かなり私の認識と似ていると思いました。

世界の情勢について、日本の状況と未来ビジョンについても、

初めて私の認識と似た人見つけました。

YouTubeを見てると、知識と言われたり、言論人と言われる人たちがみんな、

なぜ日本がこうなったかについて、

ポピュリズムポピュリズムと言っている。

そこには今の大衆社会をよしとしない人たちの方が多くて、

彼らはどこかで大衆を蔑視しています。

ところがね、私から見るとね、悪いけど、申し訳ないけど、

そういう彼らも、まだまだ頭デッカチで、青いです。

彼らのほとんどが、上からの改革、

つまり、

社会の上部構造を変えていけば、

下部構造も変わる、

と言うような認識から、抜け出ていない。

つまり、政治や経済を上から変えると世の中が変わるって彼らは思いこむわけだ。

違うよ、

変革は、下から起きてくるんだよ。

革命の風は周辺から起きてくるんだよ!

もうなかなか思い出せないのだけど、

私が若い時はかなり知識人批判っていうのがたくさんあって、

吉本隆明さんとか、大江健三郎さんとか、鶴見俊輔さんとか、小田実さん、

そしてその対極には、福田恒存さんや西部邁さんもいた。

その他もいろいろいたけど、名前忘れちゃったけども、

そういう人はもっときびしく、

知識人の頭でっかちを批判していたと思います。

確かにねオルテガの大衆論じゃないけど、大衆は、

熱しやすく、冷めやすく、扇動に乗りやすく、損得の短絡思考など、

そういうこともあるけどね。

そういう大衆もいるけどね。

ほとんどの大衆と言われる人たちは、

この社会の基盤を支えながら、

黙って仕事をして、

辛抱しながら生活している人たちだと私は考えている。

だから、私はポピュリズムも、大衆を蔑視することにも、

与しない。

そんな中で東浩紀氏を見つけた。

東浩紀さんを見ていると、必死で、若者たちに答えている。

若者たちの最も基本的な疑問に答えている。

若者たちの多くは思考が浅くて、短絡する。

そういう彼らに物事の本質をわかってもらうのは難しい。

それでもね、私は東さんのような大人がいることで少し安心した。

先日見たYouTubeで、3人の若者というか、青年がそのYouTubeの主催者らしいけれど、

彼らが、コスパが悪い事はやりたくない、と言っていました。 

つまり、面倒なことや無駄な事はやらないと言うのだ。

びっくりだよね。

それ相応の大学を卒業したらしいけど、

あまりにも思考力が短絡氏していることにびっくりした。

その人たちに、東さんが一生懸命、コスパがいいなんて、限定的なことを追求することこそ

逆にコスパが悪く、無駄ことになる。

無駄なことの中にこそ、 

様々な生産性や創造性があることを教えていました。

私ならこいつら頭が悪いと言って、

切り捨ててしまうところだけど…笑

東さんは、懸命に言葉を尽くして教えておられました。

私は少しだけほっとした。

頭が浅い人間に教えるのは疲労困憊する。それでも

若者に教えなければいけないね。

そういう大人がいてちょっと安心しました。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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