74歳の蛹その4,未来を託す3人の青年!その1

自民党総裁選が喧しいが、

そんな中でも一ついいことがある。

それはカーボンニュートラルで窒素エネルギーのことが

知られるようになったことです。

立花隆著「四次元時計は狂わない」(文春新書)によると

近未来は、窒素エネルギーの時代になる。

そしてその理論である「有機合成反応」の技術の骨格をつくったのは

根岸英一博士と鈴木章博士であり、お二人ともが

2020年のノーベル賞を受賞されている。

つまり日本の科学技術は未来の窒素社会の

扉を開いたともいえるのです…素晴らしいね!

根岸博士によると「有機合成反」は、

「科学物質による環境汚染を防止し、人体や生態系への影響を

 最小限に抑えることを目的にした化学となる。」であり、

立花氏からの引用によると

「我々の生活をとりまく大半の物質が化学工業が生み出す
 
 人工物質となりつつある。しかし、これまでの化学工業は

 公害時代のイメージから、しばし環境破壊の元凶のごとく

 言われてきた。だがそれは、化学技術を向上させることで

 方向を逆転させられ、とびきりのグリーン技術に持っていけると

 いうことなのだ。」

さらに根岸博士は、今後の研究方向として、

人工光合成の研究があるとされている。

人工光合成が実現したら、CO2と水から有機物を作りだし、

それが食糧にも衣料にも燃料にもなる。

そしてもう、光合成による食物も試食段階にあるらしいのです。

トヨタ自動車は、水素自動車の試走を始めている。

おそらく未来社会はこういう科学技術社会へろ驀進していくと

思います。

それはそれでいい、と私は思います。

ただその一方で、化学ではなく、まったくの純自然のものを

残し作ろうとしている日本の青年達がいます。

未来社会はおそらくこの二極に分かれていくのではないかと

予想します。

その一方の極になるのが、

映画「どこかに美しい村はないか」でご紹介した

全くの無肥料無農薬での稲作をしている菊池陽佑青年夫妻です。

さらにSNSで見つけたのが

栃木県の芳賀郡に住む君島佳弘青年夫妻です。

彼らは、自然そのままを生産性にするだけではなく、

その周囲にひろがる日本の伝統文化や

古老たちの智慧と技術の世界をも

継承しようとしています。

そこに見えるのは、自然の畏怖の中で、謙虚に学ぼうとする姿でもあります。

さらに君島青年は現代のデジタル文化と自然との齟齬をどう止揚するかを

お子さんの教育の観点から模索されている。

そしてもう一人私の近くには有機栽培の横田佐知夫青年もおられる。

全国には、同様のこころざしをもった青年達がおられると思う。

おそらく、近未来社会においては

・有機化学合成で生産する食物と

まったくの

・純自然な食物生産とのパラレル文明となりうる可能性があると

考えます。

そこに私は希望を託したいと考えている。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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