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おばあちゃんの菜根譚エッセイその4 タコ社長の遺言!

「葬式無用。弔問供物辞すること。生者は死者のため煩わさるべからず。平成9年2月26日 太宰久雄」

これは映画「男はつらいよ」のフーテンの寅さんの実家のだんご屋の隣りで印刷工場をやっている、

タコ社長を演じた太宰久雄さんの遺言です。

素敵ですねー、見事な人生の幕引きです。

あのおっちょこちょいのタコ社長は、

こんなに知性の高い人だったのですね〜びっくり!

実は私も自分のブログ「遺言」は、

「跡形もなくなる為に」と書きました。

「遺言」とありますがそれは死んだ後に残す言葉ではなく、

伝えたいことは生きてるうちに全部書き尽くすという意味で

全力で生き尽くすから、私が死んだらもうそこには何も有りません。

それはタコ社長の、

「生者は死者の為に煩わさるべからず」と同じ意味です。

だから葬式も供物もいりません。 

もしかしてら墓もいらないかもしれない。

そして私のことはすっかり忘れてください。

生きている人が大事なのです。

タコ社長太宰久雄さんのこの言葉を読んで私は嬉しいです。

オーここにも同じ考えの人がいたかと。

死んだ人を忘れさる,そして

去るものは日々に疎し。

それが人間です。

生きてる人はそれぞれ前へ向かってください。

私もまだ死んだわけじゃないけど…笑

最後に寅さんのエピソードを一つ。

さくらさんの旦那のひろしのお母さんのお葬式で、

カメラマンを頼まれた寅さんが記念写真を撮るシャッターを押す寸前、

つい不謹慎にも

ハイ、笑って!と、

やらかす…アハハ!

人生こんなもんでどうでしょうか。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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