
娘に米津玄師君のミュージック・ビデオを見せてもらった。
いつも朝ドラ「虎に翼」の主題歌として聴いてはいたが、
おーッと、その才能を感じた。
おゃっと思ったのは、米津君、
なんだか「歯ぎしりする修羅」の宮沢賢治に似てないかい?
例えば「口の中、はたと血が滲んで、そらに唾を吐く」など。
彼もまた、修羅なんだろ。
そして、
「100年先も覚えているかな、知らねえけれど、さよならまたいつか」
この「知らねえけれど」と言う言葉が
なんともリアルで、エッジが効いている。
宮沢賢治も、実は,修羅の自分を抱え、空に唾を吐きながら、のたうち回って苦しんだ。
決して優等生ばかりの賢治ではない。
米津君同様に、
うそぶく賢治もいたはずだし、
精神の放浪性や身の置き所がない悲しさなど、
内部から突き刺すような言葉を吐いた。
今回改めて、新しい若い詩人の才能にあえ、
私はちょっと嬉しい。
緩くて浮薄な言葉が氾濫する中、
ちょっと嬉しい。

コメント