芸術の中に感傷的なものは入らない。
もしその作品に感傷的なものがあるなら、それは芸術ではない。
その感傷は極めて個人的な、
まだよごれているんだね。
芸術とは浄化されたものでなければならないと私は思っている。
浄化されたもの、それはね綺麗なものばかりじゃないよ。
極悪だったり、あるいは
もうほんとに腐り、汚れきったものであっても、
その浄化されたものであれば美しい。
本質は一直線であること。
作家が一直線に、ただひたすらに自分と向き合った時、
作品は、それが薄汚れていようと、
あるいは邪悪であろうと、
人の心の中に突き刺さっていくからね、
ひたすらに、ひたむきに、一直線に。
その純粋で、純化されたものが、
芸術だと、
私は思う。
芸術は、難しいんだ。
自分が破裂しそうになる。

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