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◆ インテージは最初からSD G sの会社です。

アファンの森に定点カメラを設置し、その映像が、刻々とインテージに届けられる、と聞いた時、

私の頭の中には、

インテージの新社屋の入り口ロビーの壁一面に、

アファンの森の四季の臨場が映し出され、

草が芽吹き花が咲く春、

青い夏や美しい紅葉の秋、

そして真っ白な雪の風景が、

インテージに入った途端、お客様を圧倒する、というイメージが浮かびました。

お客様が、一歩インテージに足を踏み入れた途端に、

美しい四季の自然に取り囲まれ、

カッコウの声が聞こえたり、

風のそよぎを感じたりと、

これは凄いプロジェクトになると予想し、

勝手に感動しました。

当時はプロジェクションマッピングなど、誰もしりませんでしたが、

私の頭の中には、

それを先取りしたイメージが

パノラマの様に浮かんでいたのです。

これは、すごいビジネスツールになると、私ひとりで勝手に想像しました。

銀座のデパートに行った時など、

この入口ロビーに、

あのアファンの森の四季がプロジェクションマッピングされたらきっと

それは一瞬で客の心を掴み、

お客達は、癒され、喜ぶだろうなぁ、と思いうかべ、

感動が浮かんできたのを、覚えています。

しかし、実際には、壁一面のプロジェクションマッピングではなく、

大型テレビの設置になりました。

憲雄氏に、私のアイデアを話しましたが、

それには、専門のプロジェクトチームが必要であり、その予算もない、

そして、

会社の事に家族が口出すのはご法度であると、言われました。

まぁ、うちの家族の中では、憲雄が一番芸術オンチですから、

仕方がないと、私はガッカリしたのですが。

一方、社会が情報化し、

さらにテクノロジーが高度化した人工的社会が進むにつれ、

その反動としての自然回帰がおきる。

いや、回帰というより、

突き進む人工社会の対極に、

一歩も譲らない大いなる自然の世界を対峙させないと、

人間は滅びます。

今でこそ、SD G sなどと掲げられていますが、

そんな事、言われる前から、

当たり前のコンコンチキンのことであり、

憲雄氏の率いるインテージは、

最初からSD G sの会社です。

憲雄氏の退任後に、いともあっさりと、アファンの森が切られました。

そこに、時代を先取りした深遠な考察はあったのだろうか。

なんだか私は、とても悲しゅうございました。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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