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大衆社会はなぜ退廃するか、その5 ネットで人間社会が壊れてゆく!

親に密着され、大人に管理、介入された日本の子供達の反乱は、

・校内暴力・家庭内暴力・いじめ.・シカト・登校拒否・引きこもり・ニート・パラサイト・家庭崩壊、

そして悲惨な親の子殺し、昔はあり得なかった子供の自殺へと、エスカレートして行きました。

それらは皆、子供達の出すSOSのサインでもありました。

しかし親達も、大人も社会も一向に真っ正面からは向きあわず、表面的手当ばかりして、

根底にある、学歴偏重社会の受験体制や、親子の密着から起きる共依存などの社会問題などには、

真剣に解決する視線をむけませんでした。

そんな子供達の世界がどうなっていったか?

しかしここに来て、それらの子供達の救世主?が現れました。

それがI T社会です。

もうお分かりの方は、ピンときたでしよ。

他人と交わらず、引きこもって一人でも、ネットから知識や情報を得ることができ、

そして友達がいなくても、

ネットでつながり、それも、

極めて恣意的に繋がれる友達です。

全てが架空で仮想で安易で、面倒くさくないネットの世界に逃げ込み

現実逃避して、

バーチャルな世界に浮遊しながら生きていける。

いわば彼らの救世主?です。

この国の底辺では、

ほんとうは極めて深刻な状況が、

静かに、無言で進行しているのですが。 

人間は????知識を広める事と、????社会での実践体験を深めることで、

その人間が成長し、成熟していきます。

ところがネットで知識を得ることはできても、

社会体験が乏しい人間がどうなるか?

私が実際に知っているAさん(38歳)は、親との共依存のゲームとアニメに暮れるなか10年近く引きこもり、今やっと働き始めましが、

その社会知や世間知は、まるで小中学生のレベルです。

社会の中でも揉まれることもなく、

他者と関わりながらもがくこともなく、実践経験が乏しいため、

頭でっかちで理屈はこくが、

ものすごく幼稚で薄っぺらです。 

そして本人にはその自覚がありません。

ほんとうに残念ですがAさんは、

脳が経験知、体験知を蓄積し熟成させる大切な時間を、引きこもりで

ムザムザと浪費してしまいました。

取り戻すのは至難の業でしょう。 

脳は甘くないです。

ほんとうは、大変深刻な問題が解決されないまま社会の底で進行していおり、

それは一部の子供達の特殊な問題ではなく、

大衆社会全体がその????連環の中で引き起こしている現象です。

またネットという文明の道具によって作りだされた社会がこんどは、

そのネットによって人間の脳の閉鎖性が進みます。

今まで築いて来た社会のパラダイムが液状化し、

人間社会が解体されつつあることも

見ないフリをせず、逃げないで、

向き合うことです。

そしてそのネット社会も、

いずれネット社会が不可避的に生みだす闇や膿で汚染されていくと思います。

もうかなり汚染されていますが。

さあ、私たちは、どんな社会を作り出して行けばいいのか、

私たちは、どんな人間の文化を創らなければならないか。

ほんとうに真剣に考えねばと思います。

いたづらにネット社会に流されず、

カッと目を見開いて時代を????直視し、

真剣に真摯に、冷静に沈着に、

解決の糸口を探していきましょう。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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