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エッセイその11、俳優業をナメンナヨー!

朝ドラ「ブギウギ」の中で、予想以上に元スマップの草薙君がいい味を出している。

私の楽しみの一つに、

ドラマの俳優の演技を見ることがある。

迫真の演技や、うまく役に化けた俳優の演技を見ることが、

とても楽しい。

ストーリーより,俳優の演技の方に惹かれて見ることも、度々あります。

俳優とは演技をする人で、勿論その演技力がだいじなんだけれど、

実はその前に、

その俳優の人間性が魅力的でなければならないと私は考えている。

それはたとえ悪役や悪女やクズを演じる俳優であってもいや、

むしろそう言う役を演じ切っている熟練俳優をみるとまことに心地がよい。

「ドクターX」の西田さんなんか、クズのクズをだけど笑い転げたもんね〜。

逆に俳優自身の人間としての魅力が欠けていると、

演技がペラペラになってしまう。

そしてそのドラマなり映画なりを見ている観客は、何となくそれを見破ってしまう。

俳優とは常に見られているという、

恐ろしい職業なのです。

だから極悪非道の悪人を演じていても、その俳優自身が、

人間が生きることへの悲哀や深い悲しみの共感を持っていると、

その演技はたとえ極悪非道であろうと、どこか観客の中に共感や哀愁が湧く。

また善良な人間を演じる俳優も同じで、

その善良さのその奥に、

人間が不可避的に持つ深い陰や淀みがないと演技に立体感がなく、

ただのつまらない定型人間にしか見えなくなる。

怖しいのは、主役を演じる俳優のナルシズムがチラチラ見えてしまうと、見る側はゲンナリする。「相棒」の反町君なんかがそうです。

私から見れば俳優達は、

よくこんな怖しい職業を選ぶなぁ〜と思います…笑い!

逆に言えば人間はそれほど複雑であり、

簡単には演じられない。

視聴率取りかもしれないが

アイドルが主役に起用される例も多い。

例えばジャニーズの松本君を起用した大河ドラマには私もちょっとイライラした。

だから俳優をナメンナヨーと思うことも多々ある。

それでも

草薙君はよくここまできたなぁ〜と思う。

余計な事だけど、こうなるとキムタク君とて彼の足元には及ばない。

スマップ解散の時のな悔しさを乗り越えてここまで来たんだねー。

華やかに見える俳優業とはいつも、

自分を晒し続ける、

ほんとうはとても厳しい職業だと、

思います。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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