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田下憲雄メッセージ集「会社は社員を犠牲にしない」その序章11、なぜ日本ではブラック企業がはびこったかは

私の拙い能力ではとても説明しきれないが、

それでも経済関係の本を読み進むと、

なぜ日本ではブラック企業がはびこったかは、

実はそれも、経済の構造に問題があり、

私はここでも考え違いをしていました。

私は、ブラック企業は飲食に多く見られる事から,

日本の職人の叩き上げの気質や文化や意識が

基にあるのではないか,と

勘違いをしていましたが、

そうではなく、

日本の金融優先と、金融市場の国際化の経済が原因だとわかりました。

金融優先の経済は,株主と株価が優先され、

高い配当金を払う為に、

社員の給料が低いまま棚上げされてしまったこと。

株式市場を国際化する事で,

株価は常に世界情勢や,海外資本の投資家にも左右されるため、

安定した経営が難しく, 

だから経営側は利益の一部を常に留保せざを得ず、社員の給料を値上げするより、

社内留保が優先されてしまったこと。

また海外の安い人件費や製造コストとの競争で凌ぎを削る、

日本の経済がどんどんヒステリック化し、

人々の心に余裕がなくなった,ということもあると思います。

とにかく新自由主義とグローバリズムの下に繰り返しされたこの30年の経済政策の失策で、

マネーゲームが先鋭化し、

どんどん中間層が消えてゆき、 

格差が広がり、

額に汗し、社会を下支えする人々が犠牲になってしまったということらしいです。

そして政治の世界で日本はいまだにグローバリズムと新自由主義のままだということです。

それに森永さんの本「なぜ日本だけが成長できないのか」(角川新書)によると、

小泉内閣の時から日本経済は転落をはじめたという。

小泉内閣の不良債権処理が日本経済が転落した最大の原因だそうだ。  

9,11のテロの見舞いでアメリカのブッシュ政権を訪れた時、小泉氏は

ブッシュ氏から,日本の不良債権を処分するように言われた。

帰国後小泉政権は不良債権と言われるものの処理を断行したが、

それらはどんどんアメリカのハゲタカファンドというのに叩き売られたらしい。 

「不良債権処理を断行する。

この戦略が、日本が戦後、営々と築き上げてきた企業資産を、

二束三文でハゲタカに売り渡す最大のきっかけになったことは

間違いないだろう。」(森永卓郎著 なぜ日本だけが成長できないのか 角川新書)

しかしその不良債権は、経済的な手当をすれば、日本の優秀な企業資産になったはずだと,森永さんは書いている。

日本の企業がグローバリズムの中でアメリカのファンドに喰われ外資や海外の投資家に翻弄されていく。

続けて読み進むと、小見出しがでてきた。

????社員は道具になった

あー、言葉もない…。

なぜ日本経済が壊れ続けるのか。

それはまさしく、デフレとインフレの対策を間違えた経済政策の人災であり、

戦後、今だに敗戦国として、アメリカに頭が上がらない日本の傷なんだね。

それでもこのままじゃ,いよいよ日本はダメになる。

なんとかしなきゃねー。

また心が痛む。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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