憲雄氏も私もイノベーションというものが決して容易いものではなく、
また、確実なイノベーションほど、
しっかりした基礎が必要で、
その上に築かれた緻密な細部をもってイノベーションが立ち上がってくると考えている。
逆にこの間の時代に起きたITイノベーションのなんと粗末で貧相だったかと思う。
ジャンルによっては確かに素晴らしいテクノロジーを出現させたが、
国民みんなが躍動するようなイノベーションは起きていない。
だから経済も停滞した?
違うかなぁ〜⁇
国民みんながその成功で、
昂揚感や幸福感を味わえるイノベーションでないとダメだと、
私は思うけど。
イノベーションのイメージはなんとなくオーケストラのシンフォニーを思わせる。
最初は個々の楽器から少しずつ細部の音が立ち上がる。
その楽器は次第にメロディをかたちづくり主題旋律が現れてる。
主題は更に展開したり変調しながらそこにエネルギーの渦が沸き起こり
作品が立体化されていく。
最後はすべての楽器の音がフィナーレへと向かって驀進してゆく。
シュンペーターも憲雄氏も、イノベーションには、前があるとかいている。
それが時間とともに熟してゆき、さらに、
沸点に達した時に
おおきな質的大変化(爆発)がおきる!
それはベートーヴェンやブラームスが、
10年20年を掛けてコツコツと音符と格闘し作曲したシンフォニーと同じで、だから、
確固として時代を牽引していく音楽になった。
そしてその音楽を演奏する個々の奏者を指揮する指揮者が、
会社でいえば社長であり、
全ての社員(奏者)を引き連れて、
イノベーションをおこしてゆく。
まさにイノベーションって総合力というか、
とても立体的なんだよねー。
次回は頭の中のイノベーションによって,私の中に起きた奇跡的なことについて書きます。
是非、お読みいただけると、嬉しいです。

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