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田下憲雄とイノベーション6、脳の中で奇跡が起きた!

前回、脳の中はシンフォニーの様だとかきましたが、まさに脳は、その全神経を奇跡のように使いこなして、ソリューションを起こして行きます‼︎

今回は、

私の脳の中で実際に起きた二つの奇跡を書きます。

奇跡というと何か神秘現象のように思えますが、そうじゃないんですよ。

それは神秘に思えるが、素晴らしい🟢脳現象なのです。

つまり誰にも起こりうる脳現象なんですよ。

それではまず一つめ。

もうだんだん私自身の記憶が薄れていくけど、たぶん私が30代の頃だと思います。

私は宮沢賢治が好きで彼の作品をたくさん読みましたが、

もうひとつ理解出来ない、

難解な作品がありました。

その代表が詩集「春と修羅」の序の文でした。

ところが、ある日、その序文が

謎解きのように、一気に理解出来たのです。

まるで脳の中がメルトダウンしたように、あれもこれもが理解できましたよ。

つまり、それまで私の頭の中で,

点としてあったものが、一気にプラグマ性を以て、

線となって繋がっていったのです。

つまり、私の脳の中の記憶、知識、認識、そして感覚(感性)が、

劇的に次々と繋がっていき、

私は、一気にこの詩の意味がわかりました。 

※参考までに末尾にその詩をあげておきます。

それまでの私は、友人からパッチワーク人間とよばれ、

自分が思いついた話やことばを、

断片的に飛躍して話すので、

友人からすると、

何を言っているからわからない,不思議な人間だったようです…笑!

なぜ「春と修羅」がわかったかというと、

そのと人間が現象だということが、分かったからです。

すべての氷が溶けるようにわかりました。

キーワードは「現象」です。

人間は確立された個体ではなく、

常に変化する細胞現象と、

細胞の中を縦横に走り回る電気による現象であるという事が、

一瞬にして分かったのです。

それは脳の🔴無意識領域の🔴自動作業として、

私の神経回路が、

記憶、知識、体験的認識、考察を

瞬時にリンクしながら、

ソリューション(解決)へと向かって行き、

その答をポトンと、意識の中に落としたのです。

それは全て無意識領域の中で行われていきます。

どうですか、これが脳の働きです。

脳の高次な働きと言っていいでしょう。

脳には大きく二つの働きがあります。

1、不安(疑問)や恐れを解決して答えを出してゆく。

2、意識において、自分の行為行動に説明をつけていく。

つまり脳は、

その生体(その人自身)を生かす(活かす)為に、

出来うる限り、

生体が安定すれようにと作業していく。

安定するのは自立神経の呼吸や血圧や消化器や循環機能などの生命維持を安定させる為に

脳が解決(答え)を探し、意識に説明をする,という高次の働きをするのです。

ちなみに身体が不安定だと、

交感神経がぶれてきて脳の働きにブレーキが掛かってきます。

そして、そういう脳の働きは時間とともに熟成していき、

それが高まったときに

新しい回路がひらけてきます。

私が難解ない詩をいっぺんに理解したのは,

脳の中でそういう覚醒が起きたからです。

大江健三郎氏がこれと似た体験を書いておられます。

それは水頭症の息子さんの光君が、

それまでは言葉を発しなかったのに、

ある日突然、

野鳥について喋り始めます。

それは、

それまで光君が,🔴脳の中に記述し或いは、溜めていた断片の言葉が、

時間を経て文脈化し、言語化していって語り始めた,と

いう事です。

以来光君の脳回路は着実に開いて、今度は才能へと、熟して行きました。

つまり脳というのは、  

脳の中にバンキングしたデータ記憶や知識がある時の必然性を以て、

🔴機が熟したら、

いっきに脳の隘路がひらけていくのです(回路が繋がっていく)

まさに脳はイノベーションの世界なのです。

ただその脳神経外科回路ができるまでには、何年もかかるのですね。

決して簡単にはできません。

ただ,開いたらすごい!

次回は私に起きたもうひとつの奇跡を書きます。

◯春と修羅 序文

https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1058_15403.html

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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