久しぶりに「古事記」を読みました。
久しぶりだなんて、高校生の時以来かな~笑!
それが面白いのですよ。
日本の神々はなんて人間的なんでしょう。
神でありながら、いろいろと問題を起こすギリシャの神々と
いいとこ勝負かもしれません。
中でも「ヤマトタケル」はいいです。
カッコイイです。
余りに強いので軟弱な父親の景行天皇に疎まれて、
あちこちに遠征征伐に行かされます。
西方クマソの征伐にいったかと思うと、
今度は正反対の東方征伐で信濃までいき、
もうクタクタになります。
東方征伐の帰りの尾張で<ミヤズヒメ>と結婚しますが、
この時うっかり神宝剣<草薙の剣>を彼女のところに
置き忘れてしまいます。
神宝剣<草薙の剣>は父親に疎まれるタケルを憐れんで
叔母である伊勢神宮の斎宮(天皇の妹)<ヤマトヒメ>が
くれたものなのです。
首尾よく東征を果たした後、
尾張から伊吹山の神を打ち取りに行きますが、
そこでは神宝剣<草薙の剣>が無いために負けてしまいます。
そこからはヤマトタケルの衰退がはじまり、
足は曲がり、身体も衰える中、やっと三重について
ボロボロになった身体と心で望郷の歌を詠みました。
それがね~、すてきなんですよ。
皆さんご存知のあの歌です。
『 倭は国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる(やまごもれる)
倭し 美し(うるわし)』
です。
情景を語る言葉が美しいです。そして品格もあります。
タケルの命(みこと)は猛々しいだけではないのです。
そしてもう一句
『 愛しけやし(あしけやし)吾家の方よ(わぎえのかたよ) 雲居立ち来も 』
訳は、あゝ懐かしい、ふる里の我が家のほうだ、あの雲が湧き起りくる方角は。
更に「あの姫のもとおいてきた剣、あの太刀があったらな~」と詠んで
亡くなります。
なんだか胸がつまります。
古代712年に編集された古事記、
もう面白くてワクワクしました。

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