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北条政子の「後妻打ち・うわなりうち」お見事!!

昨夜の「鎌倉殿の13人」では、頼朝の浮気が見事に

「後妻打ち・うわなりうち」されていましたね…笑い!

「後妻打ち」というのは、夫の浮気相手や、更に離婚後の新妻さいに対して、

妻が殴り込みをかけることで、これはね~、平安から江戸時代までに

半ば公然化されていたフェミニスト文化です・・・!!

なんだか竹刀や棒や箒やすりこ木などをもって相手の家に殴り込みをかけ

相手やその家をボコボコにするらしい・・・大笑い!

まあ、女から見れば、胸のすくような行動です。。。

私はホンモノのフェミニストですから…笑い

勿論大拍手です・・・

政子さんの場合も、頼朝側というか、男側から見れば、

「悪女」としてのレッテルを貼られていますが、

フェミニスト側から言うと彼女こそは、レジェンドです…笑!!

小説家の永井路子さんによれば、

豪族とはいえ政子さんは、

はだしで田植えをしたり、草取りをしたり、洗濯も

掃除もしたであろう坂東武士の娘です。

妾や側妻が当たり前の、

京文化育ちのチャラ男頼朝の、

女癖の悪さに一矢を報いたという事でしょう。

ここらあたりから一夫一妻が根付いていったという事です。

それと昨日は義経君が、もしかしたら

ちょっとおバカさんの弟かもしれないことが

見えましたね。

実は司馬遼太郎さんも、義経のことを<浮浪児>と言っており、

野性的な戦術感は鋭いが、政治的な判断や

高度で複雑な人間関係を理解する頭がなかったように

書いておられます。

また永井さんは北条義時のことは第一級の政治感覚があるとも

言っておられます。

さて、なんだかリアルな頼朝とその周辺がみえてきました。

毎週楽しみにしております。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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