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◆小冊子「本を読む小屋」・民宿「わらべ」のあったころ

このところ、言葉について書いているが、今日は文章について。

文章には、二種類あって、

言葉が読む人の映像をふくらませてゆく場合と、

言葉が、言葉だけで、どんどん読む人の脳の言葉を刺激して、映像ではなく、

言葉だけで意味や内容わかってゆく場合がある。

後者の場合は、完成度が高い言葉芸術の世界であり、

力強い言葉世界です。

ただ、これも、言葉が練度されていないと、なかなか難しいのですよ。

※ 例えば鴎外なんかそうだね。

今回、ひさびさに、言葉がどんどん飛び込んでくる、ルポルタージュを読んだ。

     ○

遠野から本が届いた。

遠野の早池峰神社の近くにできた

私設の図書室というかギャラリー 

「やませみ文庫」のオーナーが送って下さった、

「本を読む小屋」 という小冊子です。

その小冊子の聞き書きの記事、

「わらべは自分の手で閉めたかった」は読み終えて、とても心地良かった。

「わらべ」は、1日三本しかバスが通っていない遠野の奥の大出という地域にあり、

渓流釣の人々に愛された民宿らしい。

バスの運転手を40歳でやめたオーナーが、ふるさと遠野に帰り、

民宿を始めたいきさつから、やめるまでのエピソードが、素朴に語られている。

特に大きな成功を望むでもなく始められたその民宿が、いかに心地よく、

楽しいものであったかが、伝わってくる。

宿が大変な時や、忙しいときには、地元のおばちゃんが手伝ってくれる。

そういう人間の繋がりが、羨ましい。

聞き手のルポライターの謙虚さがそのまま語り手の人柄を引き出しています。

いいね〜。

「やませみ文庫」問い合わせは写真を見てくだい。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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