MENU

ガンバレインテージ、みんなでTOBを乗り越えて行こう、その2.インテージには武器がある!

まさかこんな日が来るなんて、予想もしていませんでした。

ただ、どんな事があろうとも、インテージという会社が力強く生きて行く為に何が重要かを、お伝えしなくてはね。

憲雄氏は、インテージの事を、

こんな凄い会社は世界にはない、といいました。

なぜなら、凄い武器を持っていると。

データがあり、システムがあり、組織があり、

インテージは、

そういう凄い武器を持っている会社なんだ、といいました。

それにいちばん凄い武器は、

人間にたいするヒューマニスティックな理念とビジョンを持っている事です。

こんな武器を持っている会社は滅多にありません。

このビジョンと社内文化こそ, 

たとえTOBになっても、

インテージがその独立性を守り、

親会社からの介入や干渉をはねのけ

独創性を守る為の、強烈な武器になるのです。

皆さんは、どれくらい人間というものを認識しておられますか?

脳の観点からも,心理の観点からも

お伝えしたいのは、

残念なことに人間は、常に自分を超える、

あるいは超越した理念やビジョンを持っていないと、

どんどん崩れていきます。

だからこそ人間は宗教というものを作りだしていったのですね。

宗教というもうの是非は別にして、

同じように会社というのも、

成員すべてを超越し、導く、

理念と共同のビジョンがものすごく重要なのです。

それがない会社は,

社員を抑圧し、金儲けばかりに走ります。

憲雄氏はそのビジョンとして

インテージの理念に掲げたのです。

何があっても、

憲雄氏が人生をかけて実現した、

いかにも世界に一つしかない、

インテージの高らかな理念と文化です。

社員ひとりひとりが、

イキイキと生かされる

高い知性(インテリジェンス)の

社内文化。

そこには、

????会社の成長のために、

社員を犠牲にしないという、

インテージの規範もあります。

これは1974年のあの激しい労働組合闘争の結果、

当時の社員のみなさんが勝ち得たものです。

更に従業員の満足と自己実現があって初めて、

会社の持続的な成長が可能になる、と

憲雄氏は、「真艫の風」に書いています。

それは日常的には、意識されない風土としてインテージの伝統になり、

個性(アイデンティティ)として、会社の成員すべてに継承されている。

これこそが、

たとえdocomoの関連子会社になったとしても、びくともしない

インテージの爆弾武器に成ります。

憲雄氏退任の後は、一時これを否定する動きもありましたが、

これこそが、インテージを貫いている、その原理と原則な高邁な理念です。

ここが崩れると、私はインテージの崩壊が始まると思います。

逆にここをみなさんがしっかりと

自覚される事がインテージを持続させる鍵になります。

どうぞ今こそ、社員のみなさん

????「真艫の風」を勉強してください。

次回は、たとえTOBが 成立しても、なぜそれがおおきな鍵になるか、また、

また、反対にインテージが崩壊する引き金になるか、を、

書きます。

         つづく。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

コメント

コメントする

目次