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エッセイ36、お笑いバックスと地下芸人のパラダイムシフト!

YouTubeで地下芸人の永野氏が面白い。

そして大宮のオートバックスの中にある劇場、お笑いオートバックスも、面白くて毎日見ている。

永野氏とお笑いバックスの芸人達を見ていると,

いわゆるテレビタレント化したお笑い芸人の時代の終わりを感じる。

そして今まではどちらかというと島流し扱いであった、

大宮やお笑いバックスで芸を磨いた芸人や、

殆どが無名の地下芸人の世界が、台頭してきたのではないかと思う。

実のところ、正直にいうと、私は地下芸人というのをあまり知らないので明確なことは書けないのだが、

それでも、失うものなどない,という芸人達の芸人魂や、

歯に衣着せず、ずけずけと本当のことをいう黒光りした芸を

世の中が必要とする時代がきたように思う。

大宮セブンもお笑いバックスも、燻し銀的プロ芸人の世界であり、

地下芸人も同様に、彼ら独特の世界観を以てし、

テレビの大衆に消費される芸人ではない。

彼らはお笑い芸のなんたるかに必死で向き合い、

お笑いの本流に立ち戻りかつ

特にお笑いバックスでは、

新しい時代のお笑い芸を模索してトーキングするその姿に共感がわく。

それらの現象を通して見えてくるのは、

観客は時代単なるお笑いというより、

そこから透かしてみえるものを

知りたがっているようにみえる。

何を知りたがっているかというと、

お笑いを通して見え隠れする

社会の実相であり、 

リアルな人間の姿だと思う。

今までのように

現実をオブラートで包み、人間も社会も綺麗ごとで幻想化していた時代から、

本当のところはどうなのであるかに、人々の目が向きだしている。

そこには単に楽しく笑うというだけではなく、

自分がどう生きたらいいのかを探す、あるいは何か突き止め、共感し、

ホッと安心したいという客の深層心理もあるだろうね。

つまり、人間の本当の真実は何かを、

お笑いが先端を切って、

明かしてゆく時代が

始まりつつある。

この閉塞した時代の中の

その小さなパラダイムシフトの息吹が、

私は、嬉しいのです。

福井君、坂本君、タモンズ、井下大活躍、ファニー、トット、うるとらブギーズ、ななまがり、その他の一座の皆んなも、

頑張ってほしいのです。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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