MENU

田下憲雄メッセージ集「会社は社員を犠牲にしない」その序章6,財政支出の財源をどうするか、新しい経済学「M M T理論」

このところずいぶん物価が上がってきましたね〜。

さて、日本が陥っている長期の経済の停滞や.

内需の低下による製造業の衰退と、

技術革新の鈍化から脱却する為には、

新自由主義の小さな政府ではなく、

大きな政府が必要です。

デフレとインフレのバランスをはかるには、民間をコントロールできる、

賢い政府と政治の舵取りが必要です。

そして大胆な財政出動も必要です。

が、

いちばんネックになっているのが、

財源についてです。

これについては、財政赤字と財政緊縮を論じる財務省の古い主流派の経済専門家に対して、 

新しい「 M M T」(現代貨幣理論)という経済学が出てきています。

特に若い経済学の人達に,この理論は支持されており、

ある意味、古い主流派の経済学者との活発な議論をして欲しいと私は思います。 

そしてこの国の経済の方向性を、1日も早く見つけてほしいです。

この「 M M T」理論というのは、

「自国通貨建の国債」の財政破綻はありえない。

なぜなら国は債務返済にあてる通貨をいくらでも作ることが出来るから、というものです。

強いインフレを引き起こさない限り、国債をいくら発行しても、大丈夫だというものです。

そして公共投資などの財政支出に対する財源は、

税金と債券で賄えることができる。

だから財政破綻起きない,と旧主流派の理論に反論しています。

私はとにかく、アクセルとブレーキを同時に踏むような、今の経済政策をしっかり検証し、

大胆にカツ至急に、

この国の経済を手当てして欲しいと思うのですが、

マスコミから聞こえてくるのは、裏金問題云々や,政治家失格の知事のことばかりで、

自民党総裁選においても、

ちっとも本丸の経済立て直しの議論がでてきません。

今は、本当に政治と政治家を立て直さなければならないギリギリのどこまで来ているのに、

何をしているのか、と思います。

ただ,若者の一部に、

私と同じように、時代を見渡す、

マクロの視点から、

この国の政治と経済、さらには時代をどう変えていくかを、

真剣に考えている人々が出てきている、というのが

微かな希望です。

そして議員の中にも「 M M T」理論を勉強する人が出てきているらしいです。

「 M M T」理論,ちょっとややこしいですが、

どうぞ皆さんも勉強してください。

この国の閉塞の出口を探す為に、

どうかよろしくお願いします。

ボタンの画像のようです
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

コメント

コメントする

目次