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おばあちゃんの提言1、人間は再び知性を磨かねばね!

人間は互いに生き延びる為に、文化を形成し、積み上げ、知性を磨いてきたはずだ。

20世紀の二つの世界戦争を経て、

殺し合う,というかことが、

いかに不毛で非生産的であるかが

骨に染みた筈であった。

しかしなぜ、今、再びその愚を繰り返そうとするのか。

以前、人間の争いは貧困の中にあった。

しかし今人間は、

溢れる物資と溢れる情報の中にいる。

そして残念なことに、人間の知性はどんどん劣化している。

特に洪水のように溢れる情報は、単に情報だけであり、  

そこには人間がどういきるかの指標はなく、

いかに儲け,利益を得るかを漁る人間を、山のように排出してしまった。

人間は今、どう生きるか。

どう生きたら互いに信頼しうるかの

ひとりひとりの生き方の根源の理を

失いつつある。

バラバラにされ、もののように扱われ、金や出世だけが有効であるかのような、

バカげた思想が市民を毒していったこの世紀の破綻が今、

迫ってきていると、私は考える。

溢れる情報の中で溺れないでほしい。

反対に、

失った人間どうしの信頼を取り戻してほしい。

他者を信頼する勇気や、

互いに理解しあおうとする知性を、

取り戻さねばならないと,思う。

再び、知性溢れる文化を作り上げて行こうよ!

楽しくて、オモロくて、時に悲しくて、

それでも、希望がある文化を、

再び、探り当てていきませんか!

これが,私,おばあちゃんの必死の提言、です。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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