人間は互いに生き延びる為に、文化を形成し、積み上げ、知性を磨いてきたはずだ。
20世紀の二つの世界戦争を経て、
いかに不毛で非生産的であるかが
骨に染みた筈であった。
しかしなぜ、今、再びその愚を繰り返そうとするのか。
以前、人間の争いは貧困の中にあった。
しかし今人間は、
溢れる物資と溢れる情報の中にいる。
そして残念なことに、人間の知性はどんどん劣化している。
特に洪水のように溢れる情報は、単に情報だけであり、
そこには人間がどういきるかの指標はなく、
いかに儲け,利益を得るかを漁る人間を、山のように排出してしまった。
人間は今、どう生きるか。
どう生きたら互いに信頼しうるかの
ひとりひとりの生き方の根源の理を
失いつつある。
バラバラにされ、もののように扱われ、金や出世だけが有効であるかのような、
バカげた思想が市民を毒していったこの世紀の破綻が今、
迫ってきていると、私は考える。
溢れる情報の中で溺れないでほしい。
反対に、
失った人間どうしの信頼を取り戻してほしい。
他者を信頼する勇気や、
互いに理解しあおうとする知性を、
取り戻さねばならないと,思う。
再び、知性溢れる文化を作り上げて行こうよ!
楽しくて、オモロくて、時に悲しくて、
それでも、希望がある文化を、
再び、探り当てていきませんか!
これが,私,おばあちゃんの必死の提言、です。

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