いよいよトランプ大統領時代が始まりましたね。
トランプさん、とても面白いです。
まるでトリックスターです。
トリックスターというのは、ユング心理学に出てくるアーキータイプ(人間の原型)のひとつですが、しかしこれがなかなか面白いのです。
人間の道化師(ピエロ)的な役割とでもいいましょうか、
本音と建前を上手に使い分けたり、
正直と嘘を巧妙に使い分けたり、
ものすごく柔軟なんですよ。
そこには倫理とか正義とか,そういう堅苦しいものはなく、
ことと次第によっては,すぐ前言を翻したり、すぐ裏切ったり、
脅したり、スカしたして、人をたらし込んだり…。
どうでしょうか、トランプさんそっくりでしよ!
普通トリックスター(ピエロ)というのは、
王様のそばにいて、王様と家来を調節する役割を担います。
つまり、王様が家来には言えない本心や愚痴を代弁したり、
また家来が王様に言えないことを、冗談めかして王様に進言したり、とか、
馬鹿や間抜けを装いながら、
時には家来の代わりに叱られたり,逆に許しを乞うたりと、
いわば変幻自在に、その場、その事をコントロールしていく役割を担います。
トランプさんのパフォーマンスはまるでトリックスター並みです。
つまりこじれにこじれた世界をほどき、
力(軍事)で硬直した国々を軟化させ、
双方の、或いは数カ国の利害の隙間に通路を作っていくパフォーマンスです。
そして王様は誰かというと、アメリカ国民であり、トランプ支持の選挙民でしょう!
そういう風ににみんなを手玉にとりながら、
誰もできなかったウクライナ戦争の停止や、
アメリカの向こうをはってくる中国の習近平の骨を抜いたり、
さまざまにディールを仕掛けていくのではないでしょうかねー。
ただあくまでも、ピエロはピエロです。
つまり調節者でしかありません。
高邁な理念(ビジョン)や思想,哲学を持っているわけではありません。
当面はアメリカファーストのもと、もつれた世界をパフォーマンスと力わざで、なんとか解きほぐしていくと思いますが、
では人類をどの様に生き延びさせていくか,導くかは、
彼にはありません。
むしろ彼の後ろにズラリと並んだ I T長者を始め、各国の欲深な首脳陣の顔を見るとちょっとゾッとします。
果たしてアメリカ国民は本当に幸せになるのだろうか?
希望なのか、失望(絶望)なのか。
ただはっきりしているのは、
昨日書いた、人間を大切にする、
穏やかで優しい世界では無いことは、
間違いない。
日本はどうするのかなぁ〜。

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