面白い本を読み終えた。
トランプ政権の陰のシンクタンクと言われているピーター・テールの本「ZERO to ONE」である。
君はゼロから何を引き出せるか!
確かに憲雄氏のイデーと重なる部分がママあり、
タイトルの「Zero to One」も、憲雄氏から、これと似た質問をされたことがある。
それは、日本で一番高い山は何?
という質問で、
その時富士山と答えたら、
じゃー二番に高い山は?と聞かれて、答えに窮していたら、
ほらね、
だから一番じゃなければダメなんだよ、と言っていた。
それは、一番の山は誰もが知っているが、二番は誰も覚えようとしない。つまり
ピーター氏がいうように、
人間は,
常に成功したものや、価値が高いと思ったものをコピーしようとする潜在的な現象があり、
ビジネス世界での成功は、そういうコピーではなく、
・圧倒的な上位、権力奪取によってしか、
・イノベーションは起きない、
というような話であった気がする。
この本でも、圧倒的な
異端、奇異、そして卓越した集中の頭脳が、イノベーションを起こし世界を牽引してゆく、とある。
そしてもうひとつ私がなるほどピーターさん、わかってるなぁ〜と感心したのは、
クリーンテクノロジー企業に対して、
創業者が正装して売り込みにくるような会社はパス、
スーツを着たCE Oのいるテクノロジー企業には絶対投資しない,
という彼らのルールで、
実は、私も同じ考えを持っている。
つまり深層心理学では、
その人間の内容=脳の中は一切がその人間のペルソナ=外観に現れるからだ。
だから一瞬にしてその人間の外観を観察する。
どんな人相をして,どんな服を着て、どんな髪をして、
どんなものを身につけて自分を装飾をしているか等々に、その人間の
無意識レベルの本心が表現されているからだ。
恐ろしいね〜笑!
ただそれは、相手を裁断するものではなく、
その人間のポテンシャルにおける可能性と,
逆に限界を知る私のカウンセリングスキルでもある。
憲雄氏の行なったカジュアル化も、
その人間の生き方、或いは思想の表現として、
根底には、そういう意味があったと思います。
まー憲雄氏は、私のような分析力を持ってはいませんがね。
ただ、働くということが、
どれくらいその人間の
自然性とリンクしているかが、
その人間の能力の発露にもなる、ということであり、
その為のカジュアル化でもあったと、
私は思います。
世の人々は、トランプがどうの、イーロンマスクがどうの,と喧しいが
そんなことより,彼らの背後にいるピーター・テールが、
どんなイデーで発想をしているか、を見ることの方が大事だと私は思うけど。
ただ,これも憲雄氏と話していたことだが、
人間脳の傾向として、拡張型の脳と、収縮型の脳があり、
ピーター・テールは,明らかに拡張型であり、
だから彼はどんどん未来へと拡張して発想する。
つまりテクノロジーの発展や宇宙事業へと,目が向いていく。
しかし、それが果たして良いものであるかは、私は疑問に思う。
逆に私達日本人の中には、
収縮型の脳から生まれたイデーの諦観としての、
仏教哲学と思想がある。
諦観というのは、言葉を変えると、
己の限界をしる、という処から出発する哲学であり、
とても奥が深いからね。
一般的なネガティヴとはおよそ次元が違う。
まーこんなところだったけど、久しぶりに面白い本に出会えたと思います。

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