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居眠り日記 7 香味屋のヒレカツ!

ある時、腰の曲がった上品な老婦人が私の前を歩いていた。

そして、あれっと思ったら、

私が行こうとしていた、有楽町の帝国劇場の地下のレストラン「香味屋」に入って行きました。

それで私も入って、その素敵なおばあちゃんを見てたら、

オムライスを注文して食しておられました。

わー、さすがだなぁ〜と、

素敵な東京人を見た気がしました。

それに香味屋のオムライスはとてもおいしいんですよ。

香味屋はデミグラスソースがとてもおいしい店で、

1番有名なのはメンチカツなんだけと、これも絶品です。

ハンバーグステーキもおいしいよ。

だけど、ステーキはあんまりそうでもなかった気がする。

それよりか、亡くなった弟におごってもらったヒレカツが、

めっちゃおいしかったです。

その頃、私は銀座のギャラリーを回って作家を探していましたが、

一回りして疲れると香味屋に行って、コンソメスープを飲んでいました。

このコンソメスープが美味しくてね。疲れが取れるんですよ。

ある時ね、コンソメスープを飲んでいたらね、芸能人とおぼしき女性が取り巻きを連れてズカズカと入ってきて、

大声で傍若無人に喋りだしました。

なんだか下品で嫌だなぁ〜って思っていたら、やっぱり浮いちゃったのよね。

それを察したかどうか分かりませんが、そそくさと食べて出て行きました。

以前はね、店に品格があり、

作法が悪い人間が来ないレストランが、まゝありましたけど、

もうそういう店は少なくなりました。

帝国劇場地下の香味屋は閉店し、

香味屋のデミグラソースを食べたくなったら、根岸の本店まで行かなければならなくなりました。

私の大切にしていたお店が一つずつ消えていきます。

※写真は八ヶ岳のレストラン「カントリーキッチン」のランチです。

エビのポタージュスープと鯛のポワレ!

エビのポタージュスープはめちゃくちゃ美味しい。

ここはパン屋としても、人気です。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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