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情緒が頭をつくる」岡潔著「春宵十話」に導かれ、脳が熟成する!

今日はとても大事な事を書きます。

昨日書いたように、良寛の漢詩世界と、極められた美へと収斂していく道元の哲学の世界は、

この時代の中で無力感を感じる私の拠り所であった。

しかし今の状況は、足を止めることなくせき立てられ、思考,思慮の間さえ,剥ぎ取られてゆく。

私はこの時代の中で、

なんとか自分を立て直せねばならない。

自分の人生の立ち位置をどこにするかの自己再構築をする

最後の頼みの綱として、

数学者の岡潔先生の本「春宵十話」の再読を始めた。

そしたら、

あった。

実は私は、脳の最終機能は、

⭕️人間の気分を作ることではないか、と考えている。

つまり、つまり交感神経系系統と、副交感神経系統が催すその⭕️振り幅によって、作られる情緒で、

人間の行為行動が規制されていく。

つまり、生命力が躍進したり、停滞したりする、その最も直接的な原理は情緒(気分)ではないか,と考えている。

それが意欲や生産性の根源の基としての交感神経の働きであり、

副交感神経は、意欲や生産性の再生産の為の、エネルギープールとして、行動抑制、休息があると。

そしたらね、

「春宵十話」冒頭からいきなり、

ハッと目が覚める如く見出しがでていた。

岡先生はいきなり

🟢「情緒が頭をつくる」

と書いておられる。

そして読み進むにつれ、

あーそうであったと私は、

自分が忘れそうになっていた事を、思い出した。

脳の働きの凄さは、即物的デジタルではない。 

その先があるのだ。

即物的デジタルは、情報検索と情報交差とさらなる情報収集に使われる、

脳記憶の流通と情報運輸であり、

つまり考察深化の為の状況作りであり、

デジタル機能によってプールされた情報バンクは、無意識の裡にシャッフル選別されながら

アナログ的に熟成されていく。

検索から熟成までには、時間がかかり、

単純なものは短期間で、

複雑なものになると、

数ヶ月や年をも超えて、微々と熟成されていく。

つまり素晴らしい発見や発明の創造の為には、

⭕️時間が必要なのです。

更にその熟成の最終機能は、

その人間の頭がリラックスしている時に、

その人間の意識に落ちてくる。

例えばアルキメデスが風呂に入っていた時とか、

ニュートンが、ぼんやり林檎を眺めていた時とか、

歩いている途中や、

何かを食べている時とか…。

思いがけない時に、

閃きとして落ちてくる。

岡先生の記述によれば、

全くわからないという事が続いたことや、

その後何故か、

眠ってばかりいるような、

そういう一種の放心状態がある事が

発見にとっては大切であると。

つまり種が蒔かれて、生えるまでの時間や、

情報が結晶していく為に、

一定時間の放置が必要なように、

意識の下層に隠れたものが、

徐々に成熟して表層に現れる。

そして現れた時にはもう、

⭕️自然に問題が解決している。

これこそが脳というものの、

高次なる機能です。

つまり脳にとっては、一定の静かなるフィールドと時間が

重要なんです。

そしてこの事は、天才ばかりだけではなく、

私たちの脳の日常もまさに、

大なり小なり、

こういった発見と発明が繰り返されている。

あー、やはり私にとって、

良寛の漢詩の静寂と情緒、道元の静謐の哲学が、

どれだけ重要な導きであったかと、

今更ながら思います。

しか昨今は、そういう認識は消え去り、

デジタルの環境の中、

人間は、日々刻々と時間に追われます。

だから私の消耗があったのですね。

つまり、時間という大切な戦略を見失い、

コセコセと時間に追われ、

精神の余裕を失う現代の現実は、

やはり人間にはマイナスなんですね。

あー大事なことを取り戻し、

良かったです。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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