時代が本当に変わってきている。
具体的に言うと、昭和はもちろん平成もがどんどん遠くなっていき、
悪くすると令和すら日々に遠くなっている。
世界は秒速に変化しているかもしれない。
心が落ち着かない時、
以前のように、
良寛の漢詩や道元の正法眼蔵を読んでも、
ちっとも心が鎮まらない。
なぜだろう。
要するに、それらの言葉が、
はるか現実から離れた遠い言葉のように思えて、
今の私から乖離してしまっている。
なぜかわからないが、それまであった私の知の砦が、
どんどん崩落して、
私の心をそれでは、
守りきれない感じがしている。
以前あった良寛の詩の情感や、
正法眼蔵の譬え話の中にある極められた、
「静」の美しさが、
ものすごく遠のいている。
情緒の世界、日本人の繊細な覚醒の世界が、
壊れ(壊され)、
荒々しく、無作法な足で、
踏み荒されている気がする。
遂には私まで崩壊しそうだ。
◯
要するにに、自然と伴に生きる、とか、
自分の中の自然の流れに添っていきるとか、が、
踏み荒らされてしまっている気がする。
なんでもかんにでも、科学(化学)がでしゃばり、
声高らかに、くだらないノイズを喋る輩が幅を利かし、
私の大事な沈黙の世界や、静謐な世界が、
壊されていっている気がする。
実はこの世界こそ、大切なんだよ。
この正座し、窓の外に広がる空、雲、樹々,草、花、虫、の世界を今、
私は取りもどさなければ、
自分が崩壊するような、そして、
自分の行先が無くなってしまいそうな、
そんな悲しみが、ジーっと湧いてきている。

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