Aさんの不幸は、親をはじめ、周囲には、
物事を否定的に考え、常に他人を疑い、その裏を詮索する、という
そういう人間ばかりに囲まれていたことです。
残念ながら、そういう人間は同じ種類の人間ばかり
惹きつけてしまう。
だからこそ、Aさんは、人間はみなそうであるという
強迫観念を育ててしまった。
そもそも親の離婚そのものも、そういう人間が引き起こした結果であり、
そこからいかに脱出するかが問われていたにも関わらず、
Aさんは親との共依存の中で引きこもり、
ずるずると親のすねをかじる生活を続けた。しかし
それを続ける限り、どこにも出口はない。
強固に観念化した人間不信、他者への疑心暗鬼、そして
親との共依存の中で甘やかされ続けてきたAさんを、いかに
そこから引っ張り出し、社会へと適応させ、自立と自活の道へと導くか。
不幸になる人間はすべて、こういう人間関係の中にいる。
そして残念なことに、そういう人間ではない、人間に出会わない限り、
そこのうずくまって、埋もれて人生を送るしかない。
さらに脳はそういうAさんの思いこみを強化し、さらにそれが
脳の中の固定観念へと硬直していきます。
世の中には、もう様々な人間がいる。
中にはネガティヴな人間もいるし、思う込みの激しい人間もいるし、
根性のねじれた人間もいる。しかし
一方では清々しい精神の人間も、素直でやわらかい素敵な心の人間も
更には歳をとり成熟した人間もいる。
そういう大きくて広い人間の海へこそ船出し、
自分にふさわしい友を探し、お手本になる師を探し、
いかに自分の心を開き、磨き、そして学び、
幸福を求めて生きること。
つまり幸福の種こそは、自分の中にあるってことですね!

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