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田下憲雄とイノベーション9中国の本質を見抜く!

YouTubeなどを見ると中国アレルギーが凄いね。

そして殆どが感情的な反応の域を出ていない。

実は、私も以前はかなり中国アレルギーがあった。

中国のあの上から目線の物言いにはムカつく。

それは昔からある中華思想いわゆる中国as No.1であり、

またそれは劣等感の裏返しだからね、

愚かとしか言いようがないレベル。

しかしそういう私に憲雄氏は、

日本だって戦後は猿真似日本といわれ、アメリカを真似したりパクったりしていたじゃないか、と、

たしなめた。

それに感情的に中国を見てしまうと、もう、何も見えなくなる。

そうではなく、

中国という茫洋とした器の中に何があるかを、

隅々まで見渡して見ないとダメだと思うようになった。

アメリカをはじめとする先進諸国と中国の違いは、

民間が投資するアメリカや資本主義諸国と違って

中国は、

⭕️国家が投資をしていく,というスケール感である。

お金の注ぎ込み方が桁違いであること。

憲雄氏の話では、すべてにおいて、

民主主義国家は時間と手間がかかるが、

独裁国家の中国は、

国家権力がブルドーザーのように、

問題を片付けてしまう。

民主主義国家は、時間と手間がかかる代わりに、

根がしっかり根付いてゆくが、

共産主義国家は、上から押し付けた分、根付いた根が浅く、また先端と後ろの落差がありすぎる。

結果的に国家という土壌に国民が、

本当に根付くのではなく、ハリボテになってしまう。

言われて見れば、今の中国はその通りになっている。

やたらテクノロジーには大金を注ぎ込み確かに先端科学は進んいるが、

社会の内実を整える民衆を育てているとは到底思えない。

社会を整えてゆくとは、高層ビルを建てて、都会化することじゃないよ。

むしろ中国では都会の退廃がもう始まっているらしい。

都会と地方との落差も去ることなら、

社会を貫通するや民意の信頼関係を育てていくには、

余りにも強権的すぎる。

文化大革命で傷ついてしまった民衆の中にある、

国家と人間不信を払拭するには、

あと数十年はかかるだろう。

中国はまだまだ外枠だけで立っている幻想国家だ。

そんな中国をしっかりと見極め、更に、

どうしたら中国がしっかりとした内実の経済国になりえるか。

この幻想の共産主義国家を、

いかにに導くか。もしかしたら憲雄氏はそう考えていたかもしれない。

憲雄氏が生きているうちに,もっと訊いておけば良かったと思う。

真の繁栄とは何か。

よくよく中国を見ればまだまだ足元は危うく、

内部には矛盾が満ち満ちている。

下手に過大評価せずに、

恐れず、

しっかりと見据えることだ。

その点、中国を見守る憲雄氏の視線のスケールは、

大きかったなぁ〜と、

思います。

写真は中国の大学で講演する憲雄氏です。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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