「原始女は太陽だった」(青鞜・平塚らいてう)に引っ張られ、
少しばかり、ジェンダー論を書いてみたくなった。しかし
ユーモアを籠めてね。
その1
今日は、ず~っと変だなあ~と思っていた古事記の中から、
日本の国の生み親のイザナキ(男)とイザナミ(女)の神が見事契り、
ヒルコ(蛭子)が生まれます。
ところがこのヒルコが奇形であったため、
その原因は、
「まぁ、なんと愛しい男神よ。」と
先にイザナミが言葉を発したからだと言うのです。
ええっ、何という言いがかり、と私は思うのですよ。
ヒルコは葦(あし)の船に乗せて流されます。(捨てられます。)
さらにイザナミは火の神であるカグツチを生み、そのせいで火傷し
死んでしまいます。
そしてもっと違和感を感じるのが、
死んだイザナミが恋しくなり、イザナキが黄泉の国へと降りていきます。
が、
そこで決して私を見ないでいうとイザナミと約束したにもかかわらず、
イザナギは振り返り、イザナミを見ると、
そこには蛆虫のたかった醜いイザナミの姿があり、
それを見たイザナギは恐れおののいて黄泉の国から逃げ出します。
とまあ、こんな感じですが、
これを深読みすると、なんともイザナギ君は軟弱です。
反対にイザナミ姫は強い、パワフルです。
いざなみ姫からうまれた
火の神カグツチ(軻遇突智)君は怒りの炎のような気がしますが、
彼はイザナキに殺されます。
もしかしたら、
当時の男は怒りを持つことを禁じられたいたかもしれないね。
つまり私が大いに邪推するところによると・・・笑!
おそらく古代は女子の力が強く、男子はどうしても
女子の力を封じ込めずにはいられなかったのじゃないかなぁ~!
古事記を編纂したのは、稗田阿礼や太安万侶達ですが、
その功績は大いに評価するもの
なんかいじけてる男のような気もするな~。
稗田阿礼が男かどうかは分かりませんが、
どうも古事記の裏には男どもの女性コンプレックスがある気がします。
というわけで、
その後に出てくる天照大神も、素晴らしい女性ですが、
どういう訳か、日本は男性社会へとなってしまいました。
でもね、男性諸君もいくらえばっても、母ちゃんからおっぱいをもらわないと
君らの命はなかったわけだから、
やっぱ「原始女は太陽だった」は正しい!
のです。
つづく

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