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◆未来へ向けて、文化を作り出す。

文化とは、端的にいえば、その集団の、その組織の、その地域の、

その国の人々の知性が結集したものです。

つまり、そこに属する人々の経験と知性の熟成が結集したものであり、

だからこそ、個々の人間の生きざまこそが、重要なのです。

私達のこの国も、社会の中にさまざまな矛盾や不条理を抱えながらも、

それなりに歴史の中で、紆余曲折を経ながら、知的世界(文化)を築いてきたはずなのです。

しかし、それにもかかわらず、せっかく築いてきた、秩序、倫理、そして

道義や礼儀や信頼性や信用などが、今の時代、

少しずつ崩れているように思います。

モラルの低下など、おそらくそう感じておられる●大人は少なくは、ないはずです。   

※ここではあえて大人としました。大人とは、未熟ではない、成熟した人間という意味です。

物質文明や、経済優先の社会は、少なくとも、 

人間をど真ん中に置いたものでは有りませんでした。

更に金融経済という、博打もどきが闊歩する経済が世界を支配してしまいました。

また、終わりのない戦いのグローバル経済競争は、

エネルギーをめぐる熾烈さを生み温暖化の原因となり、

さらに、ウクライナ戦争は、食糧危機まで、生み出しています。

今の電力危機も、現代の文明がもたらす恩恵とセットの中にあります。

その恩恵を追求し続けるなら、こういう危機は当然これからも起こり得るものとして、

私達は覚悟しなければならないでしょう。

なんだか、綱渡りのような世界になってしまいましたね。

もうあまり時間がない私は、あとを託すしか有りません。

私自身を含めて日本人は、未来ビジョンとして、

どんな社会を作り出そうとしているのか。

それを考えねばならない、と私は、思います。

流れるままに流されるのではなく、

日本人ひとりひとりが、その知性を持ち寄り、

皆んなで考えなければならない。

便利で、安全で安心の為に、AIやテクノロジーロボットに依存し、

主役の座を彼らに、譲り渡してはならない。

私は、AIや高度テクノロジーを否定するのでは有りません。

それを含めた上で、私達は、未来社会を創造せねばならない。

社会とは、人間が創り出すものです。

だから人間は、社会に対して責任をもたねばならない。

その社会がどんな文化を創り出すのかに、責任があります。

それには、人間が人間たる所以である「知の世界」をしっかりと握りしめて、

一人一人の納得の行く、知的生き様の世界を探し、創り出して欲しいです。

実は私はかなり絶望感を持っていました。

しかし、今は違います。なぜなら、私が予想したより多くの人々が、

今の時代のおかしさや息苦しさや、この文明の行き過ぎに気がついているからです。

次回は、その事、その希望について書きます。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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