2022年2月– date –
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普遍性とは、イデー(観念)でも、創造でもない、感覚から感覚へと、手渡されるものその1
◆感覚こそが普遍的最近しきりに思うのは、 人間にとって普遍的なものは、感覚ではないかという事です。 まあ、本能の一部ですから、人類共通と言えば、そうなのですが。 痛いとか、暑いとか寒いとか、美味しいとか不味いとか、明るいとか暗いとか、 心地よ... -
◆断定することをおそれるな。
以前作家志望の若い女性が来た時、 私は断定した文章を書く事を恐れないように、と話した。 なぜなら、そうしないと文章は磨かれず、いつも凡庸さの中を漂う 平板なもので終わるからだ。 断定した言葉や想念=自分の判断(決断)は、 一つの完結を経た、その... -
ナルシスト嫌い!あの「相棒」の冠城亘の反町の演技には閉口している(苦笑)
毎朝6時25分からラジオ体操をします。 このところ伴奏のピアニストが若返りして、新しいピアニストが入ってきたんだけど、 その中のひとりが、ちょっとナルシストで、 そういう音やフレーズになってるんだねー。 まあ、大したことじゃないから、どうでもい... -
福翁自伝!さすがの福沢諭吉!
「福翁自伝」を読み終わりました。 いいですね~! 福沢諭吉翁、大したものです。さすが一万円札です。 そして抜群の明晰さです。 福沢は、幕末の頃にすでに 人間は生まれながらにして みんな平等である、という意識をもっています。 それは彼の理念として... -
人間がなんで素敵かというと,
人間がなんで素敵かというと, どんな人間も善く生きようとする、ということです。 どんな人間も、失敗や間違いをしてしまうと、あゝしまった!と思うし、 どんな人も眠る前には、明日こそ挽回しよう明日こそは、 今日よりもっと素敵な自分でいようと無意識... -
もし、あなたが、本当に宮澤賢治の事を知りたいなら、
人間を追って行くと、そこにはいかにもその人らしい断層が現れてきます。 けなげな高村智恵子、男性のように凛とした樋口一葉、そして、 ひたむきに走り続ける宮澤賢治、更に優雅で自在なアンデルセン、 そして聡明で飄々とした正岡子規。 いかにも人間で... -
こちらも大宣伝で~す!
こちらも大宣伝で~す! 皆さんの知らない一葉さんを書きました。 そして一葉さんと桃水さんの恋の真相はどうであったか、 今までほとんどの作家が一葉さんの日記に騙されています。 そこが一葉さんの作家たるしたたかさですが。 多分面白いと思います。 -
さあ~、今日は大宣伝で~す!
さあ~、今日は大宣伝で~す! 今まで賢治のことを書いてきましたが、 この本にはもしかしたら皆さんが知らない賢治のエピソードを沢山書きました。 賢治の才能について法華経の世界について、などなど、よかったら読んでください!! -
◆「空飛ぶ宮沢賢治」12「銀河鉄道の夜」の謎を解く6最終回「あなたのすきとほったほんとうのたべものになることを。」
私はふつつかながら物書きの末席に住む者として どうしても、人間に、偉人だとか求道者だとか 自己犠牲の人だとかの幻想のレッテルを張っることに 違和感があります。 それは賢治だけでなく、これまで書いた樋口一葉も、高村智恵子も そこに人間としての複... -
◆「空飛ぶ宮沢賢治」11「銀河鉄道の夜」の謎をとくその5,賢治は「銀河鉄道の夜」の次の人生を生きようとしていた。
さて、ここからが宮澤賢治という人の素晴らしさなんですよ。 この事を是非お伝えしておかなければね。 河本義行の死を含めてというか、それを超えて、 賢治は今までを総総括したうえでの、 次の人生をはじめるつもりであったと 思います。 それが 「グスコ...