あまり気づかれていないけど、
お笑い界に、密かに新しい現象が起きている気がする。
それは、いわゆる喋くりのコテコテ漫才ではなく、大阪風でも、東京風漫才でもなく、
大宮スタイルというか、
ちょっと頭を使う、考える漫才師の
新しい芸です。
漫才というより、漫才師達のトークライブがめっちゃ面白いのである。
タレント化した芸人ばかりが蔓延るテレビではない、
いわば劇場やYouTubeを舞台に、
中央からはずれている芸人達の中から生まれた現象で、
単に売れる、という事ではない、
芸人達の生き様が、追求されている芸である。
<囲碁将棋>の根建や文田<GAG>の福井とひろゆき<コマンダンテ>の安田<とっと>の桑原、井下大活躍らや、
ナイチンゲールダンスの中野なかるてぃんヤスやら、
ちょっと知性がある芸人達から吹いてくる風である。
この風が一般大衆に大ブレイクすることは考えられない。
しかし、
ある種の芸、エンターテイメントとしての一隅を確立していく事は、
間違いない。
つまり時代はもう、一億総なんとかの時代ではなくなっている。
お笑いやその他のエンターテイメントも、
知性別の階層化が起きている。
その先端を大宮の芸人が、走り始めていると、私は思う。
彼らのお笑い芸はちょびっと知的で、
そこが新しくて、素晴らしい!

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