2024年4月– date –
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大江健三郎の文学に対する誠実さとは
今,大江健三郎と江藤淳の対談を読んでいるのだけれど。 大江の作品「個人的な体験」を巡って拗れに拗れている、 まだそれん読み途中なのだが。 私の極めて個人的な感想でいえば、 大江作品の優れているところでもありかつ難解なのは、 大江自身が見てある... -
エッセイその27、言葉が空中を飛んでゆく。
言葉が空中を飛んでいく。 意味不明のまま飛んでいく。 飛んでいく言葉を見送って 私はヤレヤレと思う。 人生もそんなものかと思う。 訳もわからず自分のしたことが 自分を離れて飛んでいくのである。 つまり最初から、しかつめらしく理論を敷いて、 その... -
こんな寂しいショパン、聞いたことがない。
ただただ深く深淵に沈む! マリア・ジョアン・ピリス女子。 https://youtu.be/g_HyhQcmVsM?si=gAl-sV0dAeTMIghQ -
エッセイその26、ワーグナーとは気が合わない!(笑)
若い頃はブラームスが好きだった。 多分彼の中の繊細さや、もしかしたらあの寂しがり屋のブラームスが好きだったのかもしれない。 高校生の頃はベートーヴェンばかり聴いていた。 でも今は、あの傲慢さがちょっと鼻につく(笑) そして全く聴かなかったのが... -
エッセイその25、漱石も賢治もミザントロピー!
漱石も賢治も自分はミザントロピーだと書いている。 実は私も酷いミザントロピーに悩まされた,こないだまではね(笑) ミザントロピーとは,いわゆる人間嫌いってヤツです。 漱石も賢治も実は気難しい。 賢治なんかだいぶいい人のように誤解されているけど... -
エッセイその24、国分寺駅の大時計
十日に一回のペースで鍼を打ってもらいに国分寺に行きます。 国分寺駅についたらいつも駅にある大時計をみます。 見上げますと言った方が正確かな。 早く着きすぎたなとか、遅刻しそうだーとか時間を確かめます。 私は皮膚アレルギーがある為に腕時計をは... -
エッセイその23、人生は自分にしがみつくほどのことではない。
最近の私は自分でも哲学者かと思う。 つまりそう思うくらい、何時間もソファに座り続けて考え続ける(笑) 何を考えるかというと、人間とは何か、生きることは何か,について考え続けているのである。 そんなことばかり考え続けて何になるのか、と言われそう... -
エッセイその22、ピッカピカに自分を磨きあげる。
世の中というのはさまざまに人間の事情と闇が錯綜し、 一筋縄ではいかない。 もう妖怪みたいな奴もいれば,小狡い狐もいるし狸もいるし、 こじらせに拗らせた人間も,すぐキレる人間もいる。 そういう中で無力感に陥ったり,ヤケクソに自分を奴隷化したり... -
エッセイその21、若者達が自信を持ち,閉塞性を脱出するには!
よほど日本の社会は重症だろうと思われる。 日銀が金利引き上げしても一向に円安は止まらない。 その原因の一つは、 世界水準から見て日本は将来に渡っての産業力が見込み薄であり、 その起業企画能力も希薄であるとか。 つまり日本社会全般にわたっての ...