2024年5月– date –
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エッセイ51 自己幻想が全否定されたところから、自己覚醒(成熟)が始まる。
自分がもう立ち上がれないほどに、 自己幻想が全否定されたり、挫折して、 初めて世の中というもの、そして社会と人間が見えてきます。 人間が悩むということは、 自己幻想に囚われて世の中や社会や自分以外の他者が見えていないからです。 では、世の中と... -
エッセイ50、なぜ人間の脳は他人も自分も幻想化するのか?
エッセイ50、なぜ人間の脳は他人も自分も幻想化するのか? なぜ人々は有名人や、それだけではなく他人を美化したり幻想化するのか。 そして、 その幻想が剥げ落ちた時はガッカリするのでしょうかねー。 ずいぶん勝手な話しですよね。 ただね、それは、脳の... -
エッセイ49、賢治も一葉もありのままの姿の方がよほど面白い。
なぜ偶像化、或いは美化されている人物達のそれをはぎ取り、実像へと迫るか?は。 そうしないと,彼らのほんとうの悲しみや苦悩や,そしてそこから脱出していく人間としてのダイナミズムが見えないからです。 私の最初の作品「原色の女」を書いた動機は高... -
エッセイ48、自分の為のメモ、有名人を美化しない。みんな同じだよ。
宮沢賢治の「アメニモマケズ」の詩については, 高村光太郎や谷川徹三が絶賛する中、 詩人中村稔先生だけが、これは賢治敗北の詩であると見抜いた。 そして調べれば調べるほどこれは敗北の詩だと私も確信した。 そして樋口一葉についても中村先生の慧眼は... -
エッセイ47、自分の為のメモ3、実は、挫折を繰り返したていた宮澤賢治!
言葉世界において、 賢治はその豊穣な語彙と表現で、 世界一だと私は思っている。 しかしその一方で、 宮沢賢治ほど,神格化され、虚像化された作家は他にいない。 そして彼自身が全くそれを望んではおらず, もし生前の彼がそれを知ったら、 むしろ苦々し... -
エッセイ46、自分の為のメモ,その1漱石、龍之介、道元!
私の拙い読書歴の中で、 人間とは何かについての考察の深さでいうと、まずは漱石。 漱石は深く深く井戸の底近くまで人間を掘り下げていった。 その次に見えてくるのは芥川龍之介。 しかし芥川は一種プレイボーイのような相も見えるので、 その分、漱石より... -
エッセイ45、大らかで寛容な社会へ戻ろう!
とても見逃せない社会現象を聞いた。 それは、 脳の神経に影響を及ぼしかねない、間違った社会認識になるから 警告も込めて書きます。 皆さまも、一緒に考えてください。 ゆとり教育に代わって最近の教育現場は、ゼロ・トレランス傾向になっているとの話を... -
エッセイ44、自分のことも逆転の発想で見てごらんなさい!
他人のことはわかっても、 自分のことはなかなかわからないね。 自分が思いこんでいる自分像も、 実は無意識の自分が逆転している。 多くの人は自分のイメージした理想像自己幻想の自分を生きようとするから、 自分の自己幻想こそが自分の姿だと勘違いして... -
エッセイ43、逆転の発想をしてごらん!
世の中というのはね、 じつは真実が逆転して現象化しているんだね。 人間は無意識に思っていることの反対のことをしてしまう。 つまり、無意識にあることを、 カバーしようとすることが、 人間の表面行為になってあらわれるんだね。 例えば 弱い人間ほど自... -
エッセイ42、新しいことにチャレンジもせず、ネットで重箱の隅を突くようなことばかりしている若者に物申す!
日本の経済の低迷の原因の一つは、 新しいことにチャレンジせずに、 企業が内向きに内部留保を守ることや、 保守化して現状維持ばかりしていることだ。 同じように若者の保守化も激しく、 例えばネットでも、 大いなる未知へのチャレンジどころか、 ネット...
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