なぜ、◆こんなに便利で、清潔で、物が溢れているのになぜ、人は争い悩むのかは、
これまで書いてきた通り、人間の自我の感情の中にその原因があります。
私は人間の<脳世界とそれによる自我世界>が解明、解決されれば
争いは収まってゆくと思います。
悩みもね。
脳の現象である、不安、怖れ、そして依存、
それらが引き起こしている現象の現実が解明されると
今まで人間が思い込んでいた様々な、誤解や、勘違いや、錯覚に
気づけると思います。
人間はいまだに、
自分以外を否定し、攻撃する、辺縁系の動物的本能を持っています。
一方それらを律していく前頭葉の理性も持っています。
人間は,動物的本能と理性という二つの脳構造を持つが故に
苦しみます。
本能の中には攻撃性だけではなく、怖れや怯えや不安もあり
それらは、なにかネガティヴなことが起きると、
脳の中で瞬時に指令をくだし、身体にもそういうホルモンが流れてしまいます。
身体に不安や怖れが起きると、理性は後退していきます。
●反対に理性で検証し、考えられたことは、常に
自分に●言い聞かせるように◎トレーニングしなければ
なかなか本能の力を抑え込むことができません。
理性より、本能的感情や衝動のほうが格段に強いのです。
つまり、脳が解明され、脳と身体の関係が解明され、
それが人々に分かりやすく理解されていくと、l
私たちは、
なんと多くの思い込みと勘違いの中を生きているかが
わかりますよ!!
また人間は本当は、
●ひとり一人には自力で生きる生命力があるのですが、
その人間が、●自己肯定できず、逆に自分をディスカウントしていると、
或いは人間関係の中で、否定やディスカウントがあると、
他者への依存や、集団や、社会、ひいては国家への依存を起こしてしまいます。
先の戦争ではそれが見事に国家ファシズムへとなりました。
●ファシズムは、不安や怖れが根底にある集団ヒステリーです。
私は私のブログの中で、もう何度も口を酸っぱくして、
自分という存在を●肯定してください。
どんな存在にも、素晴らしい可能性があります、と
書いてきました。
それは空想的なことではなく、
脳とはそういう可能性を開く器でもあるのです。
脳は、一人一人がまったく別物であり、
それぞれが自分というカプセルの中にいるようなものであると、
これもさんざん書きましたが、
このシリーズで書いたように、自分という限界を知り、
自我を地べたの位置までおろし、
さらに、自分にはないもの、自分に必要なもの、事をつけ加えていくことができると、
そこには、素晴らしい可能性が開けてきます。
そのためには、まずは、自分を慈しみ、肯定し
そしてそれを生かす努力が必要です。
そして、
長い人類史の中で、人間は争いや暴力がいかに不毛であるかに気づき、
さらに権力による序列、階級社会をも乗り越えて、
自由や、平等や、平和の理念を作り上げてきました。
そういう歴史の流れのなかで近代は
デモクラシーの政治と経済を作り上げてきたはずなのです。
しかし、いまだに世界は紛争や戦争が起き、
さらにデモクラシーを弾圧する国さえ
あるのは、なぜか。
それらの国家や指導者に共通するのはまさに
このファシズムの心理構造です。
これら国のリーダーたちは
民の中にこそ<おおいなる生産性>が潜んでいることを
知らないのです。
自分の中の不安や怯えの心理、自己肯定が出来ず自信がない心理が
翻って権力にしがみつき、強権を発するのです。
それに民衆が依存すると、もう地獄のような国へとなっていきます。
そして、
人間が、
その動物的本能をいかに乗り越えるかを考え、作り出して来たのが
いわゆる●「文化」です。
文化は●意識の世界で作られます。
言葉の世界で作られていくのです。
なぜ人間が文化を創り出したかは、言葉を発見をしたからでしょう。
頭(脳)のなかの抽象的なイメージを言葉に変換できたことが
人間の進化になったと、私は考えています。
一方文化とは
●豊かさ(経済と物欲)に対する理念でもあります。
<豊かである>とはどういうことなのか、を
人間の欲望をたたき台にして考えてきた歴史です。
そして私たちは今、物が溢れるほど豊かな時代を獲得しています。
しかし、このところ私は文化の衰退を感じます。
つまり人間が、考えるということが、衰退してきているのではないかと
危惧します。
考える、という脳の機能が衰退すると、当然文化もフリーズします。
物質もテクノノロジーも最高頂まできている現代において
私たちはどういう経済を作るのか、
そして今こそ、人間の欲望とその行きすぎを
検証し、
時代の文化と文明を、
再検証なければならない所に来ているように思います。
これからの課題は、更なる脳世界の解明と、
人間の動物的感情世界を、どのように克服し、
誰もが、その才能を発揮して、どんな人とも、どんな国とも共存できうる
理念(文化)を作り上げていくことだと思います。
あゝしんど、やっと、書けた・…笑!

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