こんなに便利で、清潔で、物が溢れているのになぜ、人は争い悩むのか6

脳のことが分かってくると、他者と対立することや、争うことが

バカバカしくなってくるよ!!

だって他者の脳世界なんてわかりゃ~しないんだから

人間は、ほとんど自分の脳世界の独り相撲の中を生きているし

初めから終わりまで自分の脳が作り出す世界でしか生きれない。

それを脳科学では「脳の孤絶」というけど、普通にいうなら人間の孤独で、

人間は誰もが<独りぼっち>なんだね。

<独りぼっち>というとなんだか、寂しそうで、感傷的だけど、

私流にいうなら<自力で生きている>ってことです。

他者に甘えず、自分の生命力と知恵で、

自立していきる!!ということです。

逞しく、力強くですね!!

故吉本隆明さんは、社会というのは、

なんとなく共同の世界があるような幻想を以て成立していると書いたが

まさに<幻想>だからね、、実体があるようで実は、ないんです。

宮澤賢治が死ぬ間際で言っていたように<蜃気楼>なんだね。

つまり、世の中というのは、ありもしないものを

有るように思いこんで、対立したり、競争したり、

争ったりしている訳です。

その原因は、脳の中に他者と争う感情を司る、

辺縁系という部位があるからですね。

まあ、動物的本能の部位です。

こいつが、勝手に敵を想定して、シュミレーションしちゃうんですよ。

反対に被害者意識という妄想は、蜜の味でもあるんだね。

悲しい自分は、密のエクスタシーがあるからね。

脳学者の中には、もう辺縁系というのは

いらないんじゃないか、っていう人もいるが、

まあことと次第によっては私も時々そう思いますけど、

でもすてきな感情もあるし、

人の人相を見破る神経なんかもそこに在るらしいからね~。

本屋に行くと、脳のHow too ものの本がいっぱい並んでいて、

脳を~したらお金が儲かるとか、成功するとか、安易なことを色々書いてあるが、

脳ってのは、そんなに甘いものじゃ~ありません。

デフォルトの脳データーに様々な経験知や体験知データーが

積み重ねられ、さら微妙に記憶データーが交錯する

脳の神経細胞と放出ホルモンが作り出す●自分の心理世界が

分析できていないと、

或いは分析する能力がないと、

そんなものを山ほど読んでもゴミ知識にしかならない。

そういうセミナーもあるみたいだけど、

いくら知識を得ても、辺縁系にある自分のネガティヴ感情を

解決しない限り、ダメだとおもう。

それは至難の業なんだね。

そんなことより、

実は無意識の世界は漠然として、曖昧ながら

何となくサインをだしている、或いは教えてくれている。

それはなんとなく感じる●違和感や、●不快感などなどを手掛かりに、

どうしてこういう事が起きるのだろうと、

●自分を客観的に眺めていることで、

なんとなく無意識に中にある自分が掴めてくる。

脳の中にあるミラーニューロンという神経細胞が、サインを出してくれているんだね。

そういう自分をみつめる、日常的な自己検証により、

少しずつ意識的に、生き方を自己修正をしていく方が

効果があります。

心が傷つくことや、落ち込むことは悪いことではない。

そこで、感情的になって、自分をいじくらないで、

どうしてこういう事が起きるのか、とよーく目を凝らして

理性で自分を見つめると、自分では気が付いていない、

無意識にやっている自分の姿が見えてきます。

自分が見えてくると、自分が作り出している人間関係も見えてきますからね。

歳を経て、経験値や体験知が積み重なると、なんとなく

人間や社会がみえてくるのは、

そこに脳と脳情報の自然な成熟ができてくるからです。

だから年寄りは

なんとなく、争う事の愚かさが分かってくるんだね。

ただ、年寄りの場合は、脳が堅くなるというか

脳は使っている回路はどんどん強化されるが、使わない回路は

退行していくから、つまり

歳をとると、考えが偏ってきたり、

自分の理解できないことに不安を感じて

頑固に自分にしがみついたり、

感覚や感性が鈍くなって、柔軟に反応しなくなる。

そういう時、自分の自我意識を叩いて、鞣して(なめして)きた人は

成熟して、とてもいい感じの人生になっていきます。

まあ、そういう事です。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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