◆こんなに便利で、清潔で、物が溢れているのになぜ、人は争い悩むのか5

なぜ、◆こんなに便利で、清潔で、物が溢れているのになぜ、人は争い悩むのかは、

これまで書いてきた通り、人間の自我の感情の中にその原因があります。

私は人間の<脳世界とそれによる自我世界>が解明、解決されれば

争いは収まってゆくと思います。

悩みもね。

脳の現象である、不安、怖れ、そして依存、

それらが引き起こしている現象の現実が解明されると

今まで人間が思い込んでいた様々な、誤解や、勘違いや、錯覚に

気づけると思います。

人間はいまだに、

自分以外を否定し、攻撃する、辺縁系の動物的本能を持っています。

一方それらを律していく前頭葉の理性も持っています。

人間は,動物的本能と理性という二つの脳構造を持つが故に

苦しみます。

本能の中には攻撃性だけではなく、怖れや怯えや不安もあり

それらは、なにかネガティヴなことが起きると、

脳の中で瞬時に指令をくだし、身体にもそういうホルモンが流れてしまいます。

身体に不安や怖れが起きると、理性は後退していきます。

●反対に理性で検証し、考えられたことは、常に

自分に●言い聞かせるように◎トレーニングしなければ

なかなか本能の力を抑え込むことができません。

理性より、本能的感情や衝動のほうが格段に強いのです。

つまり、脳が解明され、脳と身体の関係が解明され、

それが人々に分かりやすく理解されていくと、l

私たちは、

なんと多くの思い込みと勘違いの中を生きているかが

わかりますよ!!

また人間は本当は、

●ひとり一人には自力で生きる生命力があるのですが、

その人間が、●自己肯定できず、逆に自分をディスカウントしていると、

或いは人間関係の中で、否定やディスカウントがあると、

他者への依存や、集団や、社会、ひいては国家への依存を起こしてしまいます。

先の戦争ではそれが見事に国家ファシズムへとなりました。

●ファシズムは、不安や怖れが根底にある集団ヒステリーです。

私は私のブログの中で、もう何度も口を酸っぱくして、

自分という存在を●肯定してください。

どんな存在にも、素晴らしい可能性があります、と

書いてきました。

それは空想的なことではなく、

脳とはそういう可能性を開く器でもあるのです。

脳は、一人一人がまったく別物であり、

それぞれが自分というカプセルの中にいるようなものであると、

これもさんざん書きましたが、

このシリーズで書いたように、自分という限界を知り、

自我を地べたの位置までおろし、

さらに、自分にはないもの、自分に必要なもの、事をつけ加えていくことができると、

そこには、素晴らしい可能性が開けてきます。

そのためには、まずは、自分を慈しみ、肯定し

そしてそれを生かす努力が必要です。

そして、

長い人類史の中で、人間は争いや暴力がいかに不毛であるかに気づき、

さらに権力による序列、階級社会をも乗り越えて、

自由や、平等や、平和の理念を作り上げてきました。

そういう歴史の流れのなかで近代は

デモクラシーの政治と経済を作り上げてきたはずなのです。

しかし、いまだに世界は紛争や戦争が起き、

さらにデモクラシーを弾圧する国さえ

あるのは、なぜか。

それらの国家や指導者に共通するのはまさに

このファシズムの心理構造です。

これら国のリーダーたちは

民の中にこそ<おおいなる生産性>が潜んでいることを

知らないのです。

自分の中の不安や怯えの心理、自己肯定が出来ず自信がない心理が

翻って権力にしがみつき、強権を発するのです。

それに民衆が依存すると、もう地獄のような国へとなっていきます。

そして、

人間が、

その動物的本能をいかに乗り越えるかを考え、作り出して来たのが

いわゆる●「文化」です。

文化は●意識の世界で作られます。

言葉の世界で作られていくのです。

なぜ人間が文化を創り出したかは、言葉を発見をしたからでしょう。

頭(脳)のなかの抽象的なイメージを言葉に変換できたことが

人間の進化になったと、私は考えています。

一方文化とは

●豊かさ(経済と物欲)に対する理念でもあります。

<豊かである>とはどういうことなのか、を

人間の欲望をたたき台にして考えてきた歴史です。

そして私たちは今、物が溢れるほど豊かな時代を獲得しています。

しかし、このところ私は文化の衰退を感じます。

つまり人間が、考えるということが、衰退してきているのではないかと

危惧します。

考える、という脳の機能が衰退すると、当然文化もフリーズします。

物質もテクノノロジーも最高頂まできている現代において

私たちはどういう経済を作るのか、

そして今こそ、人間の欲望とその行きすぎを

検証し、

時代の文化と文明を、

再検証なければならない所に来ているように思います。

これからの課題は、更なる脳世界の解明と、

人間の動物的感情世界を、どのように克服し、

誰もが、その才能を発揮して、どんな人とも、どんな国とも共存できうる

理念(文化)を作り上げていくことだと思います。

あゝしんど、やっと、書けた・…笑!

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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