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◆「樋口一葉・恋の行方」男の猛々しい文化の中を生き抜く女の文化とは!

でしゃばらない、奥ゆかしい、遠慮がち、というのは,

いつの頃からそうなったのかはわかりませんが、

日本独特の文化です。しかしこれは

大変頭の長けた人間の文化でもあります。

特に日本の女たちは、一見消極的な生き方に見える

この文化を盾に、猛々しい男文化の隙間をぬって、生きてきました。

猛々しいというのは、ちょっと頭が長けていない人達であり(苦笑!)

その猛々しい文化に正面衝突すれば、撃沈するにきまっています。

残念ながら日本の男文化は、和歌を詠む光源氏の●平和の平安文化が

権謀術数と猛々しく殺しあう、武士の暴力の文化に乗っ取られてしまいました。

今、丁度始まった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などは、もうその典型で、

親、兄弟、身内どうしで殺し合いをし.平気で子供まで殺してしまいます。

そういう武士の文化は戦国時代まで続き、やっと家康により、

武士道というドメインの中に納められ、秩序をもって、

明文化されていきました。

そういう猛々しい男文化の中を、いかに生き延びるか、というのが

女の文化で、その結果、男と真正面からぶつからない、という

いわゆる現代で言えば持続可能な女の文化というか、それが

でしゃばらない、奥床しい、遠慮がちという女の、文化として

日本の社会の底支えをしてきたのだと、私は思います。

そんな中でさえも、自立した女たちは、

ちゃんと男を乗り越えて女の誇りと矜持をもって生き抜いてきました。

現代の女性たちに必要なのは、

そういう日本の文化の流れを熟知した上で、

今女たちはどう生きるか、さらに

どういう●自立した女文化を創り上げるかでしょう。

樋口一葉は、頭が良かったです。そして素晴らしい教養もありました。

その上で、女性卑下の中で、高く誇らかに,

男を超える文学世界を、作りました。

だってあの鴎外も露伴もシャッポを脱いだのですからね。

いかに一葉が戦ったか、どうぞお読みいただければ光栄です。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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