脳のことをできるだけわかりやすく書き残しておきます。その2,脳は思い込みと仮想の世界!

脳は仮想と思いこみの世界です。

脳が仮想の世界をつくりだすことは、

皆さんも常に何かあったら、それをシュミレーションしたりする自分がいるでしょ。

こうしたら、こうなる、とか、もし○○だったらどうしよう・・・とか。

それがこうじて頭の中が取り越し苦労だらけになってはいませんか?

もともと脳はその生命体を保全する

セキュリティーマシンでもありますから、

自分の危機を防ぐために、仮想(シュミレーション)したり、

危機にあったときの記憶が強く残ったりします。

反対に危機でないもことは、すぐ忘れてしまいます。

だから、これもちゃんと心得ておいて欲しいのですが

愛された記憶は、消えてゆきがちです。

子供時代に怒られた記憶は鮮明にのこっているが、愛された記憶は、

生命的危機ではありませんから、薄くなっていくのです。

人間の情は、怒りばかりではありませんから、

両親からのマイナスの記憶がつよいあなたも

きっと両親から愛されたとおもいますよ!

話をもとに戻すと、

人間の脳は仮想することで、わからないことや不安なことや

神秘なことや、理解の範疇を超えているものを

「きっと~であろう。」という風に仮想します。

ただ、そこで終わらず、

「きっと~に違いない」とそれを掘ります。

そして
「きっとそうだ」という風に確定(決めつけ)をしてしまいます。

どうしてか、わかりますか・・・?

それはね、「きっとそうだ」と確定したとたんに、ホッとするでしょ。

ただね、

これが大間違いの元なのです。

脳の中は●思い込みにだらけ、というのが専門家の認識です。

脳はセキュリティーマシンとして、様々に~に違いない、という

思いこみを溜め込んでしまいます。

ただね、ほとんどは●ガセネタだと、私は思います…苦笑!

なぜか、というと

他人の心など分かりえないからです。

またいろいろな現象も、複層的におきますから、

本当のことが分かるまでには、相当時間がかかります。

ただ、他者や相手の顔の表情からくる変化や

言葉の中に浮き出てくる相手の心理などで、

空気を読むとか、なんとなく相手の心情や気分を読み取るくらいは

出来ますが、

それも極めて曖昧であり、

相手の感覚や感性や感情や記憶のことなど、わかりえませんから、

それらがトータルに働く他人の心理など、わかるはずがないのです。

何度も書いていますが、人間は一人一人が自分というカプセルの中にいるような

ものなのです。

文化人類学者の故岩田慶治先生のことば

「人間は断絶をとおしてしか、繋がれない」というのは、まさに

その通りなのです。

そしてもし、仮想が有効に働くとすれば、

それは他者や相手に対する思いやりや、

理解することや、

ささやかな愛情を持つという事だと思います。

なぜ、ささやかというと、人間は自分の生きることで精一杯であり、

他者には、ほんの少しか、愛情をあげられないものです。

だから、それを求めすぎると失望や絶望しかありませんよ。

脳をどのように使いこなすかの極意として

以下のことがあります。

・他人の心を、詮索しない。

・他人の心理を深読みしない

・他人の心を忖度しない

これができるようになると、生き方はがぜん健康になります。

また脳を無駄に浪費しないですみます。

反対にこういう事ばかりやっていると、

本当は違うのに、誤解ばかりして自分にストレスを与えることや

どうでもいいことで不安になり、神経を使って消耗することなど、

ろくな人生になりませんよ。

本当のことや、現実が見えなくなってしまいます。

そして脳は使っている神経回路を強化していきますから、

そういう妄想ばかりが脳に蔓延してしまい

・被害妄想や、強迫神経症にも、なりかねません。

どうぞ、余計なことに神経を使わず、

いつも健康な脳にしておいてください。

切り絵やさんの絵ハガキ「アザミ」
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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 田下さま
    Hiroです。お世話になります。

    記事を読み、私自身 強迫神経症に苦しんでいたことを思い出しました。ひどく狭い視野・世界観のなかで閉じこもっていたなと思います。

    ・他人の心を、詮索しない。
    ・他人の心理を深読みしない
    ・他人の心を忖度しない
    あとはひたすらスタスタと。
    それが自然体でこなせる人間になろうと思います。

  • Hiroさま。その通りですね。
    今知っておられる世界も、理解されておられる世界も、ほんのちいさな認識の世界です。
    小さな世界で苦しむなんて、もったいないです。人生はセレンディピティ、これからたくさんの出会いがあると
    思います。そして勿論、たくさんの失敗も、です。だからこそ人生が豊かになるのです。
    目標を70歳くらいになったら悠々、飄々と生きれる自分になる、くらいで、どうぞのんびりやってください。

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