70歳になったら、風のような文章を書きたいと思い、
毎日筆馴らしのようにブログを書いてきた。
この10数年、一日も休まず、書いた。
しかしもう、74歳の半ばに差し掛かろうというのに
未だ、融通無碍とはいかない。
孔子論語の
「七十にして心の欲するところに従えども、
矩(のり)を踰(こ)えず」
とはいかないのである。
反対に、七十歳になって、自分の自我を超越するどころか、
いまだに自分がにょきにょきを顔をだしてくる始末である。
自我が顔を出すたびに、頭の中の大きな砧で打って、
自分を鞣している。
道元にあこがれる。
道元のいう「身心脱落」の世界、
広々としてなにものにも縛られないその世界へ
最後はそこまで行きたいと仰ぎ見る。
そして
良寛のように、スタスタと歩いて立ち去れるだろか。
作家として、カウンセラーとして、人間とはいったい何であるか、を
ず~っと考え続けてきて、その最終ラウンドとして
脳の世界に行き着いた。
人間の脳の、その1500mlの小さな宇宙の中で、
何がおきているのだろうか。
脳の研究は日進月歩の勢いで世界中で為されている。
それを読むと、
まだまだ知らないことだらけである。
74歳にもなってもまだまだ自分は蛹なんだと、
思う。
いつか蝶々になれるかな~。それともとんぼかしら。
もしかしたら名もない羽虫になって
空へ飛んでいくのかな~。

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