面白いね~。なんだか今と似てるよ。
幕末の日本に来たイギリス人の青年外交官、
アーネスト・メイスン・サトウの回想録を読んでいます。

彼は在日する間に確かに日本に好意的になってはいくのですが、
矢張り西洋人の上から目線です。
イギリス、フランス、オランダ、アメリカが勝手に日本にやって来て、
軍艦の脅威を以て開国を迫ります。つまり脅しです。
軍艦や大砲で日本をビビらすのです。
そして自分達に都合のいいように条約を結び、
その条約に違反したら高額の賠償金を請求します。
かれら、西洋人にとっては、それが当たり前であるかのように、です。
そこには、当時の日本の文化を理解し、尊重しようというものはありません。
ものさしは、彼ら西洋文化の尺度です。
当時、大名行列を馬に乗って横切ったら斬られるのは当たり前ですが…ムカッ!
相当高額な賠償金を取られます。
自分達西洋人の優位性や文化を押し付けてくるのです。
日本人は現地人と書かれています。一つの国の国民なのに…怒!
衰退寸前の無能の幕府を脅し、さらには薩摩と長州へ戦争をしかけて負かし、
賠償金を請求します。
サトウは悪い人ではありませんが、あくまでも西洋人の目線です。
今、NHK大河「青天を衝け!」では、
攘夷にかられた青年たちが沢山死にます。
この本を読んでいく中で、彼らの無駄死にを思い、
なんだか頭にきて私も「攘夷!」と叫びたくなります…笑い!
西洋とアジアの上下の構造は、
今のオリンピック貴族のIOCと、日本政府及びJOCの関係と似てるようで、
さらにはG7の中での日本の立ち位置と重なるようで・・・トホホ。
580ページ近くある本の、まだ半分余しか読んでいませんが、
取りあえず少々ムカつきます・・笑!
日本と日本人、しっかりしなきゃ~!
日本をなめんなよ!とも思うけどサ。
なんせ日本政府がどうしようもない!
うちの爺さんに言わせれば、菅さんは課長クラスの能力しかないそうだ!
えっ、それで大丈夫なの???
私も良くわからないから、今の日本政府と国民がどれほどのものかを
じっくり見せてもらおうと思っています。そ
れはこの難局をどう乗り越えるか、乗り越えないか、で明確に見えてくると思います。
明日は、いよいよ古民家ギャラリー「かぐや」での香本さんの絵画展で、映画を上映します。
香本博作品展「遥かなる香本ブルー」
古民家ギャラリーかぐや埼玉県比企郡滑川町福田1560 090-4830-4026
映画上映は、6月20日 2時より 鑑賞料1000円です

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